「世界一のビーチ」ボラカイ島が抱える問題【街のカケラ#2】
24年6月、2回目のフィリピンに行ってきました。今回はバカンスのつもりで、ビーチがとても有名で多くの人が訪れる「ボラカイ島」に行ってきました。
しかしそこで目にしたものは…
初回のフィリピン旅はこちら
綺麗な海とは裏腹に
まずはこちらの写真をご覧ください。
これは私がボラカイ島で撮ったペットボトルの写真「Recycl me」本来サンセットの時間で夕日の色がとても綺麗な時間だったのですが、ゴミにフォーカスを当てるためにモノクロにしました。背景には海を満喫する人たちの姿が見えます。
海を楽しみに集まる人間がゴミで海を汚している
それがこの一枚で私が伝えたいことです。
フィリピンはそこらじゅうに野良犬と野良猫がたくさんいますが、その動物達もゴミを漁っている光景をよく目にします。飲み込んだり網に絡まったりする危険が簡単に想像できます。
野良犬や野良猫が人間と共存するスタイルが成り立っているので、もちろん人間が捨てた食べ物も食べていることでしょう。
世界一のビーチ「ボラカイ島」
ボラカイ島は観光サイトやリゾート雑誌で「世界一のビーチ」に選ばれるほど綺麗な海を誇ります。約4kmにもわたる白い砂浜が広がり、遠浅の海辺が続きます。
ビーチにはカフェ、レストラン、マッサージ店やお土産屋が連なりシーズン中は多くの人で賑わいます。私が訪れた6月はまさにシーズン。渋谷を連想させるほどの混雑でした(言い過ぎかな…)
ですが人が多い分ゴミが多い。
仕方ないと言えばそれまでですが、「世界一のビーチ」は過去に一度半年間も閉鎖されたことがあります。原因は大量のゴミと海藻。ゴミは観光客が捨てたものと岸へ流れ着いたもの。そして違法建築のホテルの排水。閉鎖後は大幅に改善されて、私がみた景色はその当時と比べたらかなり綺麗なんだったんだなと後から実感しています。
フィリピンでのある地域では、ゴミをゴミ箱に捨てる習慣がない場所もあり、川や海に捨てて生活している人たちもいます。ですがボラカイ島ではゴミ箱が設置されていて、一応砂浜での飲食は禁止となってはいますが飲食店があるのでやはりゴミは落ちています。
観光客。外国から来て汚して帰るのはあってはいけません。
まとめ
世界一のビーチを堪能しにきた人たちによってビーチが汚されているのでは本末転倒ですね。
せめてフィリピン以外の国から訪れる人たちには、日本人も含めて配慮していきたいところです。
私はこの記事で伝えたいことはボラカイ島が汚いということではなく、世界に誇る美しい海を最低限のルールを守って楽しんでほしいということです。
こんなに綺麗な自然を破壊する理由はありませんよね?