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スポーツにおけるコーチングについて

こんにちは!
Yudaiです!
以前から少しずつですが、コーチングの勉強を始めていますが
一般的な企業などで行われるコーチング

スポーツにおける指導を主としたコーチング
は少し異なった性質を持っていると僕自身考えています。
実際に自分自身が大学で選手に指導するにあたって
また、コーチングについて勉強をしていくと
この2つを選手の成長度合いによって組み合わせることが可能だと考え
本記事を書くことにしました。
一般的な企業などで近頃流行しているコーチングについては今回はあまり深掘りしていませんが、後ほど記事を書きますのでよろしくお願いします。

熟練度に合わせたコーチング

スポーツにおいては人によって熟練度に差があります。
もちろんクラブチームや強豪校ではある程度の均衡は取れているのかもしれませんが、その中でも技術やメンタル面における個人個人での差はあります。
そのため、指導者はまず
個人によって差があり
それぞれの選手に個性がある
ということを頭に入れておくことが重要になります。
たまに頭ごなしに指導を行うコーチもいたりしますが、それはNGです。
練習中の行動を注視することで選手それぞれの個性をある程度見抜いておくことがコーチの1つの役割でもあります。
そうはいっても団体スポーツにはもちろん
全体練習が伴います。
全体練習は個別に分ける必要はないと思います。
しかし、コーチは
全体練習中でも選手個々の様子をうかがうことで的確な指導が行えるのです。

・選手の特徴を掴む
・練習中の行動をよく見る→性格や・個性を把握する

上記の2つが熟練度に合わせたコーチングにおけるコーチの事前把握と言えるでしょう。
今回の記事では初心者・中級者・上級者と
プレイヤーの段階を3つに分けて
指導・コーチングにおける注意点・コツなどを書いていきます。
今回はこの3つの段階は
わかりやすくするために
あるスポーツを開始してからの年数で考えています。

1.初心者

初心者の定義が難しいところですが、本記事では野球を始めて0〜2年程度のプレイヤーを想定して考えていきます。
あるスポーツを始めたばかりの頃はやることが多く、また正しい形もわからないことが多いため右往左往する選手が多いです。
周りからの意見に左右されやすく
自分の形がなかなか定まらない選手が多い印象があります。
こういった初心者の選手に対するコーチの役割としては
・正しい形を指導する(丁寧かつ根気よく)
・小さな成功体験を積み重ねるプランを提示する
・厳しさを捨てる
・噛み砕いた説明を行う
この4つが大きくあります。
先ほども述べたとおり、初心者は自分に対する自信がなく、周りの意見に左右されることが多いです。
そのためコーチはできるだけ目を離さず、丁寧に1つ1つ、段階を踏んで指導を行なっていく必要があります。
そして課題をクリアするたびにフィードバックを行い
選手の頭に成功体験を刷り込んでいきます
そうすることで初心者にあたる選手の自信は自ずとついてくることになります。
高いレベルを求めすぎることなく、徐々に自信をつけていくことが大事なのです。
また、指導の際は最大限の優しさをもち、厳しさをある程度捨てることが重要です。
ただし、優しさといっても甘やかすことはNGです。
自分の形が決まっていない初心者は甘やかしてしまうと自分独自の形を追求し始め、選手自身・コーチが考えている方向性から逸れていってしまうケースが多く、コーチの考えを受け入れることを拒むこともあります。
こうして初心者の段階ではコーチと選手の二人三脚の色合いが強くなるかと思います。
コーチに求められるのは根気だということは頭に入れておくといいでしょう。
また、コーチの考えを押し付けるのではなく、コーチはエビデンスのある基本的な正しい指導を行って、できるだけコーチの主観が入りすぎないように指導していくことも大事です。
このように、初心者に対するコーチングは指導がメインの
コーチングが行われます。

2.中級者

中級者とはスポーツを始めて約2〜5年ほどかと思います。
中級者はある程度の自分の形を持っている選手が多いです。
そのため
コーチは初心者の指導の際とは違い
感覚と形の両方を注視しながら指導していくことが重要です。
そして成長段階にある中級者に対しては経験を積むプランを提示することが重要でもあります。
中級者の中でも
・初心者を抜け出したばかり
・上級者への成長段階にある

と2つに分かれます。
初心者を抜け出したばかりの選手に対しては特に経験が重要になってきます。
こういった選手にはまだある程度積極的な指導を行い、成長を妨げないようなサポートが必要になります。
選手なりの感覚が養われている段階にあるので
感覚の部分に触れることはできる限り避けて形の部分の修正を加えていきます。
次に、
上級者に向かう段階にある選手に対しては選手からの指導の要求がなければ
選手側からの意見を重要視
的確なフィードバック
を行いながら選手自身で考える癖をつけさせていくことが重要です。
そしてここからは少しコーチングの色合いが強くなりますが
上級者に向かう段階に入ったあたりから
選手自身がなりたい理想像が強くなってくる時期かと思います。
コーチはこの段階に入った選手に対して
現状把握を質問によって行い
目標の決定を対話によって選手自身が行い
目標に対する目的を選手自身が考えていくサポート

を行なっていきます。
ここで重要なのがコーチが目標を定めるのではなく
選手自身が目標の決定をし、目的意識を持つことが大事なのです。
この辺りから先ほどまで述べてきたスポーツにおけるコーチングにおける指導・二人三脚の色合いが薄まり、一般的なコーチングが行える段階に移行していきます。

3.上級者

中級者を抜け出した上級者は
もう少しでコーチの役割をほぼ必要としない段階に移行していきます。
上級者は自分自身の感覚を大事にします。
技術面・形に関しては
指導を行なってきたコーチから独り立ちしていることが多いです。
よって、技術面における指導は積極的に行わず、選手側から求められた際は
選手の意見を最重要視しながら丁寧に修正を加えていきます。
2章の後半で述べたコーチングが大きな役割を果たしていくことになってきます。
選手自身は自分自身が求める理想像に向かうサポートをコーチが行なっていくことになります。
定期的に対話によるコーチングによって
自分自身の現状を把握してもらい
目標に向かった計画が適切に行われているかの確認
フィードバックによる修正

を行なっていきます。
ここでは技術のさらなる向上・メンタル面の成長を選手自身が行なっていく手助けをしていくことになります。
そして目標の達成が行われれば
次の目標設定を行なっていく・自分自身でセルフコーチングを行なっていけるような手助けを引き続き行なっていったりします。

4.まとめ

今回の記事では
一般的に行われるコーチング

スポーツ界で一般的に行われる指導をメインとしたコーチング
2つを組み合わせたコーチングについて記事を書きました。
どちらのコーチングもまだ勉強途中ではありますが
全国の指導者の方達の参考に少しでもなればとおもいます。

もし少しでもいいなと思った方は今後も様々な業界の方達に有益な情報を発信していければと思いますので
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