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Aroma
抽象画を描きました。
今日はとても優しめの画面です。
■ 今日の1枚
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86517162/picture_pc_6ff7360024705576cefe1ac5ebd3ea1a.png?width=800)
制作時間は8分。最後に色味を加工したら動きが出ていい感じになりました。
こういう現象に出会う度に、「何が描かれているか」よりも「どれくらいの強度で描かれているか」が情報として優先されるものなのだなあという実感が湧きます。
当たり前なのですが、同時に別々の言葉を話している二人がいたとして、片方の声が大きく片方の声が小さかったら、大きい方の声が情報として優先されるんですよね。
そのような現象が、絵単位で、色面単位で、一本の線単位でそれぞれ起こっている。それを調整することが私の目指している「演出」の世界なのではないかと感じています。どの要素を見せるのか、隠すのか。強調するのか、埋もれさせるのか。
自分の美学と今一度向き合う時期に差し掛かっているような気がしています。
■ CDジャケットにしてみた
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86517203/picture_pc_4cdaf97e614db780f3a893e2ffc03423.png?width=800)
かわいい。いい匂いしそう! 柔軟剤みたいな!
■ 文庫本の表紙にしてみた
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86534995/picture_pc_742a1ff0114855c44466a81c2e248e6e.png?width=800)
背景の抽象画に合わせて、珍しく絵を描いてみました。表紙の子は主人公のあろま。謎のマスコット生物から授けられたマジックアイテム(香水)で変身します。
他人の恋心に巣食う魔物『恋魔(れんま)』を倒すのが魔法少女たちの目的。
登場人物の魔法少女たちは中学生なのですが、中身の性別はバラバラ。途中で出てくる気性の荒いオラオラ魔法少女がクラスメイトの意地悪な運動部男子であることが判明したりします。
中盤でずっと共闘を拒んでいたその子が、いよいよピンチになった時に「このコスチュームはユニフォームと同じだ。これを着ている限り、オレたちは仲間だ!」とかいうアツい展開になりそうです。
そして終盤、魔法少女の適性が『他人に恋愛感情を抱かない者(アロマンティック)』にのみ発現することが判明し、初恋を知った先輩魔法少女が変身できなくなり、その上恋魔(れんま)に取り憑かれる。
「あなたに私の何がわかるの!? 恋の苦しさも知らないくせに!」と泣き叫ぶ先輩を主人公のあろまは戦闘中に変身を解いて抱きしめ、「先輩、大丈夫だよ。ボクに先輩の気持ちはわからないけど、きっと……愛し方が違うだけなんだ。その証拠に……ボクは先輩のこと大好きだからね」って言う。
本筋のストーリーに加え、要所要所で種類の違う愛が描かれる物語だといいな〜。そもそも私がお話を作る動機はそこにあるのかもしれないなと思いました。
■ おわりに
連日めちゃくちゃ調子が悪くて息切れしたり突然悲しくなっちゃったりもするのですが、今日はこの絵が描けて好きな感じのストーリーが考えられたので満足です。
最近はyoutubeの美容系広告が開始2秒でチクチク言葉を浴びせてくるのがなかなかしんどいです。自分が言われているわけじゃなくても無理で、せめて開始5秒はそういう言葉を広告で使うの禁止にしてほしいなといつも思います。
優しい世界に生きていたいよ〜。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!
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