sunset
抽象画を描きました。夕暮れの街並みと空です。
最近めちゃ朱色使うな〜。こんなに好きだったっけ! 何かが心の中に燻っていると朱色を使いたくなるのかもしれないです。
■ 今日の1枚
最近は左右で明度差や色相の違いのある画面が多いですね。色の重力というか、引力みたいなものの存在に気付いて、そのバランスを少しずつ取るようになってきたのかも。
こういうことは明確な技法と結びついているものじゃないから、説明されても「なんじゃそりゃ」と言われてしまうかもしれないけれど。そのうちたぶん、説明して伝わる程度に上手くコントロールできるようになると思うからまた変なこと言ってるな〜と思いながら気長に待ってやってください。
とはいえ色に関しては好みもあるし、人によって全く違う世界が見えているんだろうなと思ったりもします。美術予備校時代の恩師の「汚い色なんてない。隣り合う色や面積の違いでどんな色も美しく見える瞬間がある」という話がとても好きだった。
色や作品制作に関しては美大に入ってからより美術予備校で学んだことの方が多かった。額面以上の”基礎”をあの場所で教えてもらったような気がします。
先生、この私が抽象画を描いてるよ! 信じられないかもしれないけど!
■ CDジャケットにしてみた
右下のチャイミルクティーみたいな色の三角形がオシャレかなと思ってこの切り取り方にしてみました。真ん中の下にめっちゃ黒い図形入ってるな。描いてる時は気付かなかったけれど。
こうして切り取ってみると住宅街の写真を加工して作った画面にも見える。電柱立ってて。ということでタイトルをSunset residenceにしてみた。本当はbuildingsだったんだけど。
エレキギターが印象的なインストアルバムになりそうです。
■ 文庫本の表紙にしてみた
珍しくタイトルが白字じゃない本にしました。夕暮れ色ってあるなあと思って。
内容は、隠れオタク学生の主人公が放課後にだけ話せるオタク友達と親睦を深める話です。お互いに推しがいる(ある)んだけど、一人一点の限定品を買いに二人で並んだり、ペアじゃないと申し込めないイベントに同席してもらったり、オタク友達だからこそできる助け合いの様子が描かれる。
中盤で相手に同ジャンルの別の友人ができて主人公は疎外感を感じるんだけど、最終的に推しの尊さに触れ「友人からは卒業できても推しからは卒業できない。それがオタクというものだ」と謎の強メンタルを手に入れ、結果的に友人とも新しい関係性を結び直すエンディングに。
これを救いととるか救いようのない話ととるか、賛否両論になりそうで面白そうです。クライマックスはもちろん夕暮れの街並みを背景に。
先日の行って戻ってくる理論がじわじわ効いている感じがします。
■ 今聴いている曲
数時間前にアップされていたkasai takaraさんの曲。なぜかすごく気になる曲で、この記事を書いている間ずーっと再生しています。とても落ち着く。
昨年から、kasaiさんの夏〜秋にかけての楽曲がとても好きです。とても良い意味でセンチメンタルな気持ちになります。
■ おわりに
今日はやけにチクチク言葉が気になる日でした。フィクションであってもそういうのがしんどい日があって、今日がそれだったんだけど、何か摂取せずにはいられない気分になって仮面ライダー アマゾンズの劇場版(完結編)を観て、『海が走るエンドロール』という漫画の2,3巻を読みました。
言葉というのは真意や意図を飛び越えて誰かに届いてしまうものだから、無理かもしれないけど、自分は安全な話し手だと思ってもらいたいな、少なくとも大事な人たちには……なんて考えたりしました。
悪意やチクチク言葉というのは伝染すると思っていて……強い語調の方がリズミカルで痛快で瞬間最大風速が得やすいというのはわかるのだけれど、今更になって、以前チクチク言葉で書き連ねた自分の楽曲へのダメ出し(指示書)のことを後悔したり、いやでもあれだけ自分をいじめて物を生み出してきたことを可視化できてよかったよなと思い直したり、色んなことが過去と結びついて非常に疲れました。
でも必要な時間だったような気がします。明日はもう少し穏やかに過ごせますように!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!
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