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七不思議

抽象画を描きました。昨日に引き続き暗い画面です。

■ 今日の1枚

七不思議 2022.9.15

学校の怪談をイメージした絵です。偶然いい感じになりました。全体的に暗く、ぼんやりとしていて目を凝らさないと何も見えてこないところが気に入っています。

怖さと不気味さと美しさのバランスも好みな感じ。本当はもう少し静謐な方が好きなのですが、そうするとさすがに使いにくいので最後に下側にザワザワした霧っぽい演出を足して気が散るような動きを出しました。

制作時間は10分。色味の加工はなしです。構図感覚が少し良くなってきた気がします。

■ CDジャケットにしてみた

Seven wonders of school

前回に引き続き、タイトルを大きめに配置したシンメトリー構図です。単語がいくつも続くタイトルの場合は、こうして一つずつ改行して配置するのも良いですね。ゲームのタイトル画面みたい。

タイトル画面

せっかくなので作ってみました。フリーホラーゲームのタイトル画面風。うわ〜〜〜いいな。内容気になる!

最近フリーホラーゲームの実況を見るのにハマっているので、その影響だと思います。今後はたまにタイトル画面シリーズも作っていきたいです。

背景が一緒でも、タイトルのフォントでかなり印象が変わるなあと思いました。いい絵が描けると遊び甲斐があります。

■ 文庫本の表紙にしてみた

『ナナフシギ』

ピンクのおどろおどろしい部分は省いて、グラフィックのリズムを感じやすい部分を切り取りました。遠目から見るとただ暗い青い画像にスッと細い字のタイトルが刺さっていて、下側が薄ぼんやりと明るい……くらいの情報になると思います。

タイトルに視線誘導をかけているので意外と右下のピンクの部分にはピントが合わず、実際の色よりも彩度も明度も落ちて感じられる視覚効果付き。ホラーぽくていいですね。遠くから見ると割と認識しやすいです。

美術館に行くと、どのくらいの距離で絵を眺めるかで見えてくるものが違う……みたいな体験ができるのが好きで、何度も近づいたり離れたりして鑑賞してしまいます。いい絵は近くで見た印象と離れて見た時の印象が全く違ったりするので、生で見る価値があるよなあと思います。魔法のように感じます。

本の内容は、怪異を呼び寄せる体質の主人公が放課後の学校に閉じ込められて脱出をはかるホラー小説。序盤で一人のクラスメイトと会い協力して脱出するのですが、ラストでそのクラスメイトが「見る者が一番信頼しているクラスメイトの姿で現れる怪異」だと判明。これが七つ目の謎の正体になる構成です。

ホラーゲームだと、学校に閉じ込められる前の選択肢で主人公がどのキャラクターを信頼するかが決定し、見かけ上そのキャラと協力して脱出する……という内容に見えると面白そうです。でも好きな食べ物とかはどの見た目のクラスメイトに聞いても同じ答えが返ってくる、など2周目になると意味を持つ伏線が散りばめられていても面白そう。

なぜか小説の内容を考えるよりゲームとして動かすことを考えたほうが良質なアイデアが出るような気がするのですが気のせいでしょうか。どこまでもゲーム脳ね……!

■ おわりに

毎日続けているせいか、地味にグラフィックのクオリティ上がってきている気がします。やっぱり意味のあるデザインが好き。もうここから先はかっこいいとかのパラメータだけ振ってもあんまり意味がない気がする。

デザインというのはそもそも何かと何かを結びつけて橋渡しをする『翻訳』に近い行為だと思っているので、面白い要素同士がガッチリ結びついたり、雰囲気が出たりすると上手くいったな〜!と感じます。

私はこの翻訳という行為、つまり『何かと何かの橋渡しをする』行為が本能レベルで好きなんじゃないかと思います。創作をする時に度々ぶつかる「作為」や「嘘をつく」ことに関する問題も、結局はある表現に対する『それ誤訳なんじゃないの?』というモヤモヤが原因なのかもしれません。

原文で嘘をつくことと、それを嘘偽りなく翻訳することは全く別の話なのです。私が重視しているのはおそらく『翻訳に嘘偽りがないこと』のほうなのだと思います。

思わぬきっかけでここ1年ほど悩んでいたことの謎が解けました。思考も試行も続けてみるものですね。正直この問題には5年くらい答えが出ないものと思っていたので、思ったよりずっと早く解決できてホッとしています。いい日です。

ここまで読んでくださりありがとうございました。
ではまた次回!

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