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day6 大学生だった私が詐欺にあって36万の借金を負った話

こんにちは。ゆちこです。


今日は大学生だった頃

犯してしまった

大失態のお話を。


スポーツで結果がでないどん底時代


スポーツ推薦で大学に入れた私は

高校卒業間近に怪我したことで

入学早々、大幅に出遅れてしまった。


みんなが練習している姿を

地道なトレーニングを一人でしながら

眺めてる自分。


最初の方はモチベーションを保てたものの、

その年の冬にまた違うところを怪我。


オフシーズン中でよかったね、なんて

慰めの言葉すら嫌味に聞こえた。


精神的にも肉体的にも

追い詰められてた頃、

携帯でsnsを見ていた時

「自分を変えてみませんか?」って言葉に

目を奪われた。


こんな自分嫌いだ、

変わりたい、

スポーツじゃなくたっていいじゃん。


そう思っていいねを押した。

すると、メッセージが届いた。


内容は消してしまって

全部は覚えてないけど、

直接会って話を聞きたいってことだった。


なんの抵抗もなく

会いに行った。



初期費用6万。


その話の中で

わたしは想像させられた。


「これからあなたは変われる」

「こんなに行動力のある人はなかなかいない」

「今日から動いていけば今月10万稼げる」


さらには今なら見た瞬間わかる

ねずみ溝の絵を目の前で

書かれて

「こんな社会の仕組みもあるんだなあ」

なんて呑気に感心していた。


そこで最後に言われたのが

「初期費用6万」だった。


当時のわたしは

バイト代で月3万ほどで

家からの仕送りが5万ほど。


確かに大金ではあったけど

払えなくはないなと、

カードを一緒に作りに行き

その日にカード払いした。


追い討ちをかけるように30万


行動っていわれてやったことは

とにかく口コミ。


「稼げるようになる教材があって、

そこにはブランディングとか

アフィリエイトとか

色々学べてすごいんだよ!」


「月収1000万の人にも逢えるよ!」

「興味ない?」


もちろん人は選んだ。


同じ部活の子で1人と

地元の子で1人、

興味がある子がいて

一緒にセミナーに行った。


同じ部活の子は

「一緒に頑張ろう」と言って

初期費用6万を払い

わたしにそのお金が入ってきた。


この時だった。


違和感を覚えたのが。

いや、もっと前から本当は

思ってた。


(友達に悪いなあ)って。


その頃から

同じ部活の子とは

なんとなくギクシャクし始めた。


そして、一番初めに会いに行った

その人からある日電話がきた。


今すぐ話したいことがあるから

きてほしい。


そうして行ったら

「頑張ってくれてるゆちこちゃんにだけ

早く教えるんだけど、

広告代理店の権利が手に入るんだ」

っていう話だった。


その代理店から

ものを買うと、

日用品やおもちゃ、ブランド品などが

半額、あるいはもっと安くで

手に入るというもの。


6万とは桁違いだ。


だけど、部活でも居場所のないわたしは

「この人のために頑張りたい」

「認められたい」

ってその一心だけで

またカード払い。


6万払ってその1ヶ月後くらいだった。

もちろんその頃収益は0。


(そろそろ気付け、自分。笑)


救いの手


SNSで1日10件は発信してね

と言われていて

「自分を変えてみませんか?」とか

ちょっといいお店に行った時は

写真を乗っけたりした。


そんなことをしていると

1人の男性からDMがきた。


「どんなこと具体的にしているんですか?」

「直接会ってお話したいです」


その人こそわたしにとっての救いの手だった。


会って単刀直入に

「その組織は具体的にどんなことが

できるようになるんですか?」

ちょっと攻め口調でいわれた。


私はしどろもどろなりながら

「ブランディングとかー

アフィリエイトとかー

マーケティングとかー

たくさんです...」


っていうと

「本当に大丈夫?」

「その組織ねずみ溝だよ」


世間知らずの私に

その人は熱心に教えてくれた。


今学生をターゲットにそういう

詐欺が増えてきていること。


その組織は上の人しか

儲からないこと。


冷や汗半端なかった。

自分がやらかしたこと。

とんでもないことをしたこと。


仕送りで送ってもらってた

お金を全部借金に使ってたんだから。


もちろんこんなこと親には

話せないし。

自分でどうにかするしかなかった。


借金返済まで2年間


一番初めに会いに行った人とは

連絡を断ち、

あと1年間部活に力を注いだ。


そのおかげで

スポーツを通しての

就職が決まった。


しかし、借金は返せておらず

社会人になってからも

ハンディを背負ってのスタートに

感じられた。


くれぐれも今の学生には

気をつけて欲しい。


結局社会人1年目の間、

借金返済にお金を当てつつの

生活を送ったのだった。



「怪我の功名」ゆちこ。

サポートありがとうございます。心から感謝いたします。