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平衡機能の評価

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪


《はじめに》

平衡感覚=バランス機能。
バランス機能とは、支持基底面内に重心を留めておくことです!!
逸脱すると転倒してしまいます。

《重心をみていこう!!》

おへその付近、つまり重心はT H7剣状突起と近位大腿1/3の中点にあります。
これが変化すると重心の位置が変わります。
大事なのは、上半身重心と下半身重心の合間、質量中心ををみておくことです。

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《支持基底面を見る!》

面としてだけでなく、アライメントを見ましょう‼︎
床反力が必ずあります。
床に対して垂直ではなくて、アライメントによって床反力が変わってきます。
床反力が変わってくると合成に合わせて筋活動も変わってきます。

《支持基底面と重心の関係性》

3次元です!!
なので全体的に重心の位置を把握します。
正面も横も後ろも斜め45度も見ます。

《バランスとは?》

そもそも、バランスとは体性感覚、視覚、前庭感覚を合成して、脳が支持基底面内に姿勢をとどめておくことです。
どの影響が一番大きいのか!?
視覚情報の遮断は誰でもできます。
情報を遮断できるのは、視覚情報だけです。
目を瞑ったときに体性感覚と前庭覚で姿勢を保っておけるのかを必ず見ておいてください。
人が前から来たとき、物の状況によってバランス反応が変わってしまうのか、変わらないのかがわかりません。

《実際の評価》

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