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後輩を担当した際にはじめにすべき事とは‼︎

脳外臨床研究会会長 作業療法士 山本秀一朗
セミナーレポート作成 言語聴覚士 yucco

フルリカバリーを目指し、全国のセラピストと共に成長し続ける脳外臨床大学校で活動するyuccoです。

脳外臨床大学校オンラインサロンでは、日々たくさんのセミナーが展開されており、オンラインサロン内だけで留めておくのはもったいない!!
全国の悩んでいるセラピストや困っている患者さんの力になる学びを届けたいと思い、セミナーレポートとともにお届けしています♪

《はじめに》

後輩を担当したときに一番はじめに考えることは、
後輩の成長です。
後輩がどんなセラピストになりたいかのゴールを明確にすることが重要です。
学生にも新人にも文章でどんなセラピストになりたいかを書いてもらっています。

《良い悪いの判断》

良い悪いの判断はどんな基準でしていますか?
先輩自身がなりたいセラピスト像の基準で後輩を指導することが多くなっていませんか?
しかし後輩がなりたいセラピスト像とは違うので後輩には疑問が生まれてきます。そうなると不安や不信に繋がり、素直に受け入れず、自分の道にいってしまいます。プラスになれば良いが・・・・・・。

初めて社会人になり、今まではレールの上を歩いてきました。
選択をしてきたことはあるけど、何もない状況で作り上げたことや判断したことがないので、先輩の基準で判断されることになります。
そうすると怒られないように行動する、待ちの姿勢になってしまいます。

成長して欲しいというプラスの思いがいつの間にかマイナスになってしまいます。そして後輩がやってくれないという状況になると、今度は先輩に不安と不信が起こってしまい、先輩と後輩の関係性が悪くなるという現象が起こってしまいます。

どんなセラピストになりたいかどうかを明確にしていることで判断基準が明確になります。

会社=理念を理解し、どういう人が求められているかを知るべきです。
まずは、どんなセラピストになりたいかが理念となります。

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《育成するときの伝え方》

レポート書いたり、準備したりしたことに対して、できた時は褒めたら良いと思います。しかし、出来なかった時に先輩の基準で怒るのは違います。
できたかできなかったではなくて、伝わったか伝わってないかが大事です。
言っても伝わってなかったら、言った方が悪いのです。伝え方が悪いのです。

その行動、自分のなりたかったセラピストに近づいてますか??

ここに基づいて育成と、困った時にに何をしたら良いかを伝える指導を行います。

どんなセラピストになりたいかを1500文字程度で書いてもらいます。
一番最初に行う目標設定です!!
自分のことを200文字くらいしか書けないセラピストは患者さんのレポートも書けません。

《自己のチャートから患者様の人生に寄り添う》

人生のチャートを作った方がいいと思います。
人生の中でどんなライフプランを立てるのか⁉︎
ライフプランだったら老後はどこでどんなことをしているのでしょうか?
そこからそれたときにもし自分だったらと、患者さんの気持ちが少しでも想像できるようになると思います。
家に帰ることが本当に安心で楽しみと思えるのでしょうか?
そのために頑張ろうと思えるのかの想いを推測できますか?

自分のライフプランが障害された時にリハビリに前向きに取り組めるのかが推測できると思います。
自分に置き換えることができます。

まずは先輩がどんなセラピストになりたいと思っているかを自己開示するべきです。
そして後輩のなりたいセラピスト像をききましょう。

《成長に必要なものとは?》

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