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相反する単語で切なき想いを伝える

こんばんはyuccoです。
年の瀬近く、慌ただしい日々で更新が少し空いてしまいましたが、今回は詩を一編上げたいと思います。
若い頃、音楽の夢を持って上京した時に書いた物です。
詩で文章の終わりで韻を踏む…と言う定番の手法がありますが、文章の始まりに対義語を使って上京後に感じた切ない気持ちを書けないか…と言うところから着想を得ました。

〜人は誰しも〜

小さき空を見上げて
大きな夢をそこに描いた
浅き絆に疲れて
深きため息をつく

人は誰しも儚く脆く
そして弱いもの
頬を伝うひと筋の雫が
強さよりも真実

数多に笑顔振りまけど
ただ一人の胸の中で泣きたい
渇き切った闘いに
濡れゆく胸のうち

人は誰しも儚く脆く
そして弱いもの
頬を伝うひと筋の雫が
何よりも真実

…だいぶ前に書いた詩と曲でしたが、この曲を最近久しぶりにステージで歌いまして、詩人・歌人であるライブハウスのオーナーさまより「沁み入る言葉」と寸評を頂き、大変嬉しかったです。

上京して夢を叶える事だけではなく、何かに向かって独りで頑張っている人達にこの相反する言葉の繋がりが、何かの力になれば幸いです。


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