京都のまた行きたい店2「オステリア コナチネッタ」
京都で暮らした2年間で、一番行った店。
オステリアコナチネッタは、イタリア・プリーア地方の料理に特化したオステリアだ。
イタリアンと聞いて想像しやすい、カルボナーラやピッツァマルゲリータのようなイタリア料理は一切ない。
通いつめた理由はただ一つ、果てしない居心地の良さに尽きる。
お店は席の間隔が広くてゆったりしており、インテリアのセンス抜群。
(抜群だけど、緊張する感じではないところがさらによい)
素朴で、どこか懐かしい感じがするお料理の数々。
(写真はシンプルな魚介のグリル)
そして、気さくでお料理が大好きなシェフご夫妻。
全体的に、庶民的すぎず、背伸びもしすぎないいちばんちょうどいい感じ。
最初に訪れたときはランチタイムだった。
「小さなお皿で出てくる前菜3-4皿+メイン(魚/肉orパスタ)+デザート+コーヒー」で、2500円という良心的な価格設定と、チャーミングなご夫婦にイチコロでに2週連続でおじゃました。
ランチタイムにしてはいい値段するけれど、ゆっくりと時間をかけてたくさんのお料理を味わうのでディナー級の満足感が得られる。
必ず頼んでほしいのは小皿の前菜のコース。
シンプルな味付けで
「永遠に、この前菜のコース食べたい」と毎回思う。
(写真は、小さなパンにタコのトマト煮込みを挟んだ前菜コースの一品)
それから、魚介のフリットミスト(ミッススフライ)。
レモンをキュッと絞った香ばしいフライに、ワインが進んでしかたない。
最後は「カリフラワーとパンチェッタとカラスミのじゃがいものニョッキ」をぜひ!
行ったら必ず頼んでいる一品で、パンチェッタとカラスミの出汁感、そしてチーズの旨味の三重奏がたまらない。
疲れてる時に食べたいと思う、滋味深さにあふれている。
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