食の分野でフリーの仕事をはじめます。
こんにちは、山口祐加です。
いきなり本題から入りますが、3月末で勤めていた会社を退職しました。
今は次のステップへ進むための準備期間として、アメリカ東海岸・ボストンに滞在しています。日本と変わらず食べ歩きまくっています。
6月中頃までボストンを拠点としてニューヨークやキューバなどに行き、現地での取材もいくつか予定しています(お楽しみに!)。
今回は、現在&これからの活動、それらを通じてつくりたい食の文化、お仕事の募集(!)について書いていきますね。
さて、退職の話をすると決まって聞かれるのは「辞めて次なにするの?」ですが、結論から言ってしまうと(今のところ)組織には所属せず「食」の領域で仕事をしていきたいと思っています。
会社勤め魅力はたくさんありますが、一旦組織から離れて働くのもやってみたいなと。今後、会社員に戻る選択肢もアリだと思っていますが、フリーに挑戦してみようと思います(※追記しました)。
つくっていきたい文化は、「心地よい"食"」
食べ物によって人間が命をつないできたのは言うまでもなく、私たちはこれからも何かを食べて生きていきますよね。
では「なにを食べるのか?」。私はその問いにとても興味があります。
ここで一つ簡単に食のマトリクスを作ってみました。
外食と内食、日常と非日常の2軸で思いつくキーワードを入れています。
外食=非日常、内食=日常と考えがちですが、図を書きながら外食にも日常があり、内食にも非日常があるなと感じました。(あくまでキーワードは私視点のポジションです)
さて、話を戻して人は毎日なにかしら食べて生きているわけですが(日常)、SNSにアップされたり、メディアが取り上げたりするのは右側の非日常の食であることが多いなと感じます。日常の食には大して話題性もないですし、盛り付けもなにもないひとりメシをわざわざSNSにアップしませんよね。つまり、生々しい食生活はなかなかネットに上がってこないのです。
だからこそ私は、左半分の「日常」を持ち場にしたいと思っています。
日常生活をより豊かにしていくために、食にできることはたくさんあるのではないでしょうか。
そこで考えていきたいのは「心地よい"食"」です。心地よいとは、おいしい・楽しい・面白い・感動など、広義の意味です。
外食から内食までどれにおいても、その食事が「心地いいかどうか」が大事だと思うんです。下記のnoteでと書いたように、いい店選びをすると相手に喜ばれますし、自分も気持ちがいい(心地よい)。
お店の人と仲良くなり常連になっていくのも、いろんな国の料理を通じてその土地の文化を知るのも楽しい。自炊を続けて自分好みの味がわかってくるのも面白い。Bean to Barのチョコを買って社会問題にちょっとだけ貢献できるのも心地よい。
心地よい"食"は、掘り下げ甲斐があるなと思います。
今後やっていきたいこと
これからは「心地よい"食"をつくる」をミッションに、食のフィールドで書く・作る・リサーチ&企画するの3つの領域で仕事をしていきたいと思っています。それぞれ簡単に書いていきますね。
【書く】昨年に引き続き、WEBメディアを中心にライティングの仕事をしていきます。私自身書くこと自体が好きというよりも、インタビューをすることがとても好きでして。食のプロフェッショナルたちにインタビューをしていると、毎日試行錯誤を繰り返しておいしさを探求する姿に惚れぼれします。彼らのひたむきな姿をもっと多くの人に届けていきたいですし、そのために1本1本ていねいに書くことを大切にします。
***過去に執筆した主な記事***
【Retty グルメニュース】
▶︎神保町のカレー屋「ボンディ」があのジャガイモを出すのはなぜ?付け合わせに隠された創業者の愛情(2017年10月 月間PVランキング1位)
▶︎平成生まれがゆく「東京名店物語」〜浅草最古のすき焼き店・ちんやの古くて新しい味〜
▶︎「脱サラ3年でチョコ世界大会の最高賞」 チョコレート界のスタートアップMinimalって知ってる?
【BAMP】
▶︎究極の山ごはん「ビバークレーション」が補給食の常識を覆す
【作る】今年は料理を作る機会を増やしていきたいと思っています。といっても、シェフを目指しているわけではありません。度々登場していただく料理研究家・土井善晴先生が「ふぞろいが家庭料理の特権」とおっしゃっているように、完璧じゃないけれどおいしくて安心できる家庭料理を届けたいのです。そこで、私が小規模の会社に出向きごはんを作る「POP UP 社食」の活動を今年から不定期ではじめました。「松屋は昨日食べたし、友達誘うテンションでもないし、今晩なに食べよう……」という夜、ありませんか?そういう夜にサクッと食べつつ、めんどうでない程度に人と話せる場所を提供したいと思っています(詳しくは後ほど)。
【リサーチ&企画する】学生時代から雑誌や書籍の編集の仕事をしてきましたが、企画を立てる上で欠かせないのはリサーチです。特に学生時代にお世話になった菅付雅信さんの編集事務所では、徹底的にインプットの大切さを叩き込まれました。本・雑誌・映画・音楽・アート・お店など、行ってみて体験することが大事だと身を以て感じました。経験を通じて培ったリサーチ力と持ち前のミーハー精神を活かして、食分野のリサーチ、そしてイベント企画やプロモーション企画などの仕事をやっていきたいです。
日常の食をもっと心地よくするための活動
先ほど自分の持ち場は「日常」と書いたよように、日常の食の領域でやっていきたい(すでにやっている)ことが3つあります。
①職場で家庭料理を「POP UP 社食」
前途したように、今年から小規模の会社に出向きごはんを作る「POP UP 社食」を始めました。桑田佳祐や関ジャニ∞などのアートディレクションを手がける千原徹也さん率いるデザイン事務所・れもんらいふで夜ご飯を作っています。
「eat eat LEMON食堂」と題し、季節の新鮮な食材を使った家庭料理を作っています。私はれもんらいふの社員ではないのですが、学生時代から千原さんにお世話になっていることもあり、こうしてお邪魔して料理を作らせてもらっています。れもんらいふはかなりオープンな社風なので、毎回5名ほどの枠を設けて誰でも来てもらえるようにしています。毎回違うメンバーでゆるゆると話して食べてテレビを観る、大きな家族のような風景になってきました。
どうしても忙しくて作れない人がいるなら、作りたがりの私が作りに行けばいい!という話です。ありがたいことに、みんな本当に嬉しそうにおいしそうに食べてくれて、毎回温泉に使っているくらいの幸せを感じています。
先月はTABI LABOでもランチを作らせてもらいました。
それでですね……
人が作ったあたたかいみそ汁を欲していそうな社員さんが多い会社経営者の方、ぜひ一度オフィスにごはんを作りに行かせてもらえないでしょうか。そしてできれば一度きりではなく、「毎週○曜日の夜は山口がごはんを作りにくる」というルーティンを作り、関係性を育むためにも定期的に作っていきたいと思っています。気になる方はお気軽にご連絡くださいませ!
▶︎山口 祐加 yukayamaguchi09[a]gmail.com
ちなみに、私のごはんはこんな感じのテンションです。
②都会で店に迷わないためのいい店リスト「eat eat eat」
こちらについては先日こんなツイートをしてみました。
春は人との出会いも多いですし、新しいお店に行ってみるいい機会になると思います。ぜひご参考になれば嬉しいです◎
③気持ちいい自炊のためのガイド「料理虎の巻(仮)」
先日書いたnoteが32,000PVを超えていて、私史上最高に読まれた記事になりました! ありがたい……。
いただいた反応を読んでいて、お料理に何かしらの苦手意識を持っていらっしゃる方は多いのだなと感じました。そこで、もっと気持ちよく自炊するためのあんちょこのような自炊ガイドを絶賛執筆中です。乞うご期待!
先ほどの図にまとめるとこんな感じです。
最後に
長くなりましたが、読んでくださってありがとうございました。
最後にいちばん大事なお仕事の話。
ぜひお仕事ください!
ライティング、オフィスでのPOP UP 社食、食のリサーチ&企画など「山口に頼んでみようかな?」と思われた方、ぜひご連絡いただきたいです。それ以外にも「こんな企画・アイデアあるけどどう?」というお誘いも大歓迎です。
今は海外にいるので7月頭まで直接のお話はできないのですが、オンライン上でお話できると嬉しいです!お仕事のご連絡・ご相談は下記からお願いいたします。
【連絡先】
▶︎Messenger https://www.facebook.com/yucca88
▶︎メール yukayamaguchi09[a]gmail.com
【SNS】
Instagramはおいしいものを探す日々の記録です(更新頻度高)。twitterでは気になったトピックや、食のあれこれをつぶやいています。よろしければフォローください:)
【Instagram】@yucca88 いい店リスト@welovetoeateateat
【twitter】@yucca88
いい仕事を積み重ねて、少しでも心地いい"食"の未来をつくれるよう精進します! ぜひ応援いただけると嬉しいです。
みなさんのサポートが励みになります。 「おいしい」の入り口を開拓すべく、精進します!