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作り置きはしてもいいけど、しなくてもいい

先日、こんなつぶやきをしました。

けっこう反響があり、作り置きしない派の方々からたくさんリプライをいただきました。「作り置きすると飽きちゃうので都度作っている」「食べ切らないといけないプレッシャーが強くて作り置きはやめた」「一人暮らし初期は何品も頑張って作っていたけど、今は3日で消費できる副菜1品のみ作り置きする」など、みなさん「作り置きの道」を通って合う・合わないを判断されているようです。

さて、ここからは私が作り置きについて思うことを書いてみます。まず先に宣言しておくと、私は作り置き反対派ではありません。何人で暮らしているか、どれくらいの頻度で食べるか、食の好みなどによって合う・合わないがあるのだと思います。たとえば、以下のような感じ。

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お子さんがいらっしゃるお家や、よく食べるお家ではある程度作り置きをしておいた方が「お腹すいた〜」と言われた時にさっと出せたり、まだ食べ足りない!というときに安心ですよね。一度にたくさん作った方が体力的にも光熱費的にも効率がいいはずです。私も気に入ったおかずはたまに作り置きして「昨日の私、作っておいてくれてありがとう〜!」となります。でも冒頭のツイートにあるように、私はたまにしか作り置きはしません。

一方世間では、作り置きは一大ジャンルでYouTubeや書籍もめちゃくちゃたくさんあります。インスタグラムでも#作り置きは122.5万件の投稿数。色とりどりのおかずが並んでいる風景は、誰だってうきうきしちゃうはずです。
すぐ食べられて便利だし、一気に作ればラク。何よりちゃんと生活している感じがして憧れますよね。私も一人暮らし初期の頃はよく作っていました。

でも作るうちにだんだん同じ味に飽きてしまう、かつ食べる人が私しかいない、そしてすぐ外食したくなる性格もあいまって作り置きはやめました。それからはたまに気が向いたら作ったり、野菜を切る・茹でるだけして味付けはその都度変えたりなど自分のペースで自炊をしています。

料理初心者の方から「作り置きがうまくできなくて…」と相談を受けることがあるのですが、その時は「いまの生活に作り置きは合っていますか?」と聞き返しています。「作り置きしている=ちゃんと料理している」と思っている人が案外少なくないな、と思うのです。

生活スタイルがお家中心になった今、自分や家族の食べ方や好みをもう一度見直して「作り置き合う? 合わない?」と聞いてみてください。やめるにしても、ピタッとやめるのではなく頻度や数を見直してみたり、あるいは同じ味でも全然飽きないから作り置きもっと増やそう、とするのもありです。ぜひ年初めに自分にフィットした自炊スタイルを見直してみてくださいね。

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ちょっとのコツでけっこう幸せになる自炊生活 』(エクスナレッジ)

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