コバヤシユカ

1970生まれ。職業看護師。 日々のこと。

コバヤシユカ

1970生まれ。職業看護師。 日々のこと。

最近の記事

1時間34分

自転車置き場で精算した時に表示された時間。 最近は仕事で直行直帰ばかり。 寄り道といえば普段使いのスーパーマーケット。 最近仕事場を変えたので寄り道が減った。 今日は19時半に仕事が終わったから、思い切ってその足で駅の中にあるコスメキッチンへ向かった。 定番のアロマオイルを切らしていたから買いに行ったけど、 とにかくお金を使いたかった。 中心の駅に降り、21時までやっているデパートへ直行、 お目当てのアロマオイルを買った。 夫も付き合ってくれたので夕食はスープストック

    • 滅入ってたから散歩に出た

      玄関で靴を履いていたらぎっくり腰になり3日ほど寝ていた。 ぎっくり腰になったら安静が大切。 ネットフリックスもユーチューブも飽き、 だんだんと気が滅入ってきたので夕方暗く前に這い上がった。 明日から仕事だし、痛いけど少し体をうごかさなければ。 近くの緑道には小さな小川が流れており水の流れる音がが心地いい。 歩いていると、少年が這いつくばって小さな川で獲物を取っていた。 2人は地面に這いつばってザリガニやカニやエビを獲っていた。 もう1人は反対側に立ち虫網を持ちながら、岩に

      • 18歳の日記から贈られた言葉

        引っ越しをたくさんしてきたので思い出の物が少ない。 おそらく一番古いものは高校を卒業して就職先の寮生活で書いていた絵日記。 自分が可愛く写ってる写真が貼ってある。 1週間くらい前、落ち込んで息苦しくなって、 視界に入ってきたのでちょっと読んでみた。 「NOが言える娘になる」って書いてある。 18歳の私よ、NOを言える人生を歩んでるよ。 NOが明確でから弊害もあるけど。 私は日記を読んで嬉しくなった。 好きなこと、やりたいこと、なりたい自分。 18歳らしいことが書いて

        • おおむねいい感じ

          最近余裕がないのでご飯を炊くだけで精一杯。 何を食べて生きていたんだろう。 自分で作って食べるご飯は大事よね。 美味しいし。体も喜ぶ。 それなのに心身共に疲弊してると食べることを雑にしてしまう。 流石にやばいと思い、振り絞って明日の卵焼きを焼いている。 昼のお弁当の卵焼き。 入れ物は立派な曲げわっぱ、 そこに今日のうちに炊き立ての米を詰めてゆかりをかけて紫にする。 そこに甘い卵焼きをのっけただけ弁当。 私の弁当は基本前日の夜。 それをお母さんに話すと驚かれる。 お母さん

          揺らいだ心に贈った

          昨日心を揺さぶられた。 心の揺らぎが強くなる時は他人の言葉の影響だから。 心の中の不安や自信のなさがあると、 必要ないのに心がぐるぐると回り始める。 静かに静かに心が揺れている。 厄介なものだと途方に暮れる。 厄介だから整理するのが難しくなる。 難しいと心と向き合う意欲がなくなる。 できることをできないと勘違いしているでしょ。 本当はできるのにと思うとしんどくない? 私が私を卑下していることを気づいて。 向き合わないでやり過ごそうとするから 余計にグルグルループに巻き込ま

          揺らいだ心に贈った

          いつかの出来小言

          先日、吉本ばなな氏のトークショーに馳せ参じた。 (申込みがギリギリセーフ) 本物のスターが登壇して居酒屋トークの如くテンポが良く 「あー、ばななさんて、こんな風に相槌を入れるんだ」 「あー、ばななさんが会話する時の声って少し高い声なんだ」 とのめり込んで聞いていましたが、 会場の皆さんもとてもキラキラしておりました。 勇気ある私は最後の質疑応答で手を上げ質問しました。 心臓はバクバクしていましたが マイクを通る自分の声っていい感じ、って思ってました。 聞いたことは、 「

          いつかの出来小言

          今日の出来小言(できごと)

          まずまずの平常心でいられた今日だった。 家事能力が高くて家族のために生きてきたお母さんでも その人は自分の信じているルールで生きているので人の意見を聞けない。 それでも追い詰められた環境でどういられるか、 言葉の端々、表情にあわわれる。 病気で自由がなくなってしまう人、 しかし心は受け入れているし戦っている、多分。 いつも意地悪な人、怒っている、諦めてる人。 孤独を承知の上、日常をコツコツ生きる人。 認知症だけど平常心を保とうと必死で生きようとしてる人。 老いって地獄、

          今日の出来小言(できごと)

          さようならSUPER CHICO !

          2018年頃にインスタグラムで出会ったSUPER CHICO 。 ダウン症のブラジルの男の子。 SUPER CHICO は彼のニックネームです。 その子をフォローしたのは甥っ子の赤ちゃんの頃の顔に似ていたから。 シーコの愛くるしさと、時に見せる達観した眼差しと、 家族を愛し、家族に愛される姿に魅せられて シーコの成長を、地球の裏側で見守るのが私の楽しみになっていました。 その彼が、6歳の少年シーコが、 2月6日、突然、帰らぬ人となってしまいました。 フランシスコ・ゲデス

          さようならSUPER CHICO !

          あのこは貴族を観てわかったこと。

          「あの子は貴族」、Netflixで観ました。 生まれながらの育ち、というものに関心があったので なんとなく観ました。 「あーそうだな、そういうことか」みたいな感情が 少女時代を振り返り、湧き上がるものがありました。 「育ち」がなんとなく私のコンプレックスだったので、 映画を観て、そのモヤモヤした思いが 輪郭として出てきた気がしました。 そもそも名家とは無縁です。 幼少期は割と貧乏でした。 いとこに「ゆかちゃんちは貧乏だね」と言われて、 自分の家が貧乏だと知りました。 大人

          あのこは貴族を観てわかったこと。

          訪問看護は別世界でした。

          訪問看護師になった理由はですね、 まず緩和ケア病棟にいた時に結構在宅を選択する方がいるんですね。 癌末期と在宅って割と身近なんです。 心に残る方々が在宅を選択したことが私の経験上あり、 2回くらい病院からご自宅に伺ったこともありました。 もう一つは、訪問に行こうか迷っていた時に訪問をやっている知人がいて 「訪問ってどんな感じ?」と連絡したら「まずは見学に」と返事がありまして、あれよあれよとひきづり込まれた?ような流れがあったんです。 「あれ?」と思いながらも「まあ流れに任せ

          訪問看護は別世界でした。

          訪問看護って大変、修行は続く・・・

          新しいことを始めると、といっても職業は看護師なんだけど、      新しい領域や新しい場所にいくと慣れるまでは今までの考え方や方法は一旦脇においておくことが必要になってくる。 頭では理解しているつもりなんだけど、結構難しい。 とにかく疲れるし揺れる。 やっぱ来たか、って感じ。訪問は直接「家」にお邪魔するわけで、暴言などに直面すると逃げ場がない。 病棟やクリニックであればすぐに助けを求めに場を離れることができるし距離を置くことができる。 訪問看護師になって7ヶ月、まだまだ

          訪問看護って大変、修行は続く・・・

          訪問看護を始めてから半年が経った

          夏の洗礼。                              熱中症とコロナ感染。                        8月初めに熱中症になり、                      運転が危険だったのでスタッフに迎えに来てくれました。 それから自律神経が乱れていることを実感。 ここまで実感することは初めて。 もちろん更年期もありますが、そこまで自覚がありませんでした。 睡眠不足、寝つきは悪いし朝も辛い。 猛暑の洗礼。 外の温度と車内の温度差で軽い熱中症

          訪問看護を始めてから半年が経った

          訪問看護のはじまり4

          訪問看護に入ってから3週間が終わる。                   毎日同行訪問なので教えてくれるペアの看護師さんについて行かないとならないのでその方のペースに合わせなければならない。多分それが一番疲れる。 何せ初めての領域、患者さんではなく利用者さんと呼ぶ。          看護師がお宅へ行く。                          人さまのお家に上がってケアをする。                   広い部屋、狭い部屋、綺麗な部屋、汚い部屋。   

          訪問看護のはじまり4

          訪問看護はじまり3

          出勤4日目。 3日目までは病院より楽、楽勝と思ってた。 重いリュックの持ち運びで体力を使う。腰痛再発。 しかし7ヶ月もの休暇で私の体はなまりになまっているのだから仕方がない。 4日目の訪問はケア量が多くご自宅や利用者さんのキャタクターが濃すぎる人だったことと、最後の訪問が長引いてしまいステーションにも戻ったのが5時半。それらが重なり、精神的に息切れしている感じになった。 え、定時で帰れないじゃん。私は疲れで内心切れ気味だった。やっていけるかな、と思った。やっていける

          訪問看護はじまり3

          文庫本を読む女子高校生

          繁華街から女子高生が電車に乗ってきた。 手すりに捕まっている。 彼女の黒いトートバックには何かの贈り物についているような飾り。     黄色いガーベラの造花にリボンやフリルがついている。 スカートは膝上20センチくらい。 髪は前髪マッシュルームヘア風、紫のカラーが部分的に入ってる。 アイメイクもしっかりなので、3人先に立っていても赤味のあるマスカラが認識できる。 ボーイッシュな雰囲気の女の子だった。 どこの高校なのか、あの黄色い造花のは何か思い出があってつけてい

          文庫本を読む女子高校生

          訪問看護はじまり2

          不安感というものが全くないのだが、いいのか悪いのかもわからぬまま3日目。体は素直だ。                              大きな重いリュックを毎回かつぎ、ステーションはマンション内。 病院やクリニックというのは基本バリアフリー。 出勤するとまず階段を上がりステーションに入ってもとにかく段差、段差、また段差。訪問のために外へ出て自転車置き場まで行くにはスローブを下るのだが元々階段だったところを無理やりスローブにしたためか降りる時にいびつであり、つい、つ

          訪問看護はじまり2