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第3回絵本探求ゼミリフレクション

3回目の講義を終えて、翻訳について新たに考えたこと、感じたことを『ひみつのビクビク』を例に考察したい。 【書誌情報】 『ひみつのビクビク』  原題 『Me and my Fear』 フランチェスカ・サンナ なかがわちひろ訳 廣済堂あかつき 1.選書理由 1回目で選書した「ことばコレクター」然り、好きな翻訳絵本がなかがわちひろさん訳、ということがとても多い。日本語の選び方に遊びがあって、コミカル。しかし真理は深く刺さる。音読した時のリズムも心地よい。そんな訳に惹かれるのだと

    • 第5回絵本探求ゼミ振り返り

      今期初参加だった竹内美紀先生主宰のインフィニティアカデミア絵本探求ゼミ。第3期の修了講座が、北海道・層雲峡で開催された。最終講座だけはリアルとリモートのハイブリッドだ。今まで画面越しだった皆さんとリアルでお会いできる絶好の機会だったが、私は家族の事情でやむなくリモート参加となった。リアル参加者は前日に北海道・層雲峡に続々集結。前日のアクティビティの様子もどんどんアップされ、羨ましいのと同時に、大阪で一人緊張は高まる一方。初めてのパワポ操作に不安は増すばかりだった。ゼミ当日は

      • 第3回絵本探求ゼミ振り返り

        ミッキーゼミ3回目は、主にケイト・グリーナウェイ賞について学んだ。 私が選書したのは『オオカミ』エミリー・グラヴェット作である。 この絵本を職場の中学校のオープンスクールで読む機会があったので、その様子も併せて書きたいと思う。 1.ケイト・グリーナウェイ賞とは ケイト・グリーナウェイ賞は、イギリスで出版された絵本の中でもっともすぐれた作品の画家に対して年に一度贈られる賞である。1956年に英国図書館協会によって創設。賞の名前はさし絵画家、ケイト・グリーナウェイ(1846~

        • 第2回ミッキーゼミ振り返り

          2回目の講義事前課題は、「コールデコット賞受賞作品を1冊選び、選んだ理由も併せて紹介する」というものだった。講座前にはグループMTG.で進捗状況などを報告し合い、当日を迎えた。 以下、講座で学んだこと、選書した受賞作品について振り返る。 1.講座 講座では、受講生がそれぞれ持ち寄った「コールデコット賞受賞作品」の表紙を一斉に目の前に挙げ(つまり画面いっぱいに受賞作が並ぶ)、その場で受賞年代順に並べて解説していくというライブ感溢れる講義で、興奮が止まらなかった。作品がほぼ

        第3回絵本探求ゼミリフレクション

          🍀ミッキーゼミ第一回目振り返り

          インフィニティアカデミア絵本探求講座(ミッキーゼミ)第3期一回目が終了した。 今期から初参加、リモートに不安だらけだったが、初講義前にチームMTG.で顔合わせしたり、グループ3のメンバー同士でわからないことを聞いたりと、サポートが心強く、有り難かった。 講義と、初課題取組の試行錯誤を振り返りたい。 【受講動機と目標】 何より、「自分の言葉でアウトプットする」「選書眼を磨く」という、このゼミの目的に大変共感したからだ。今は求めればインプットの機会はたくさんある。しかし、だから

          🍀ミッキーゼミ第一回目振り返り