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なぜめぐり逢うのかを

映画の糸をやっとこさ観た。ずっと今度観るリストに入れていたのに、観たいスイッチが入らずに今になってしまった。

やはりこの菅田将暉と小松菜奈コンビはすごい相性抜群だと思った。前にも溺れるナイフの感想を書いたけど、いや~この二人って見た目のバランスとかもあるのかもしれないけど、それ以上に演技のバランスも良いのだろうと思う。たぶんこの糸の宣伝にて「阿吽の呼吸でできる」みたいなことを言ってて、その感じがすごく分かるなぁと思った。

小松菜奈ってかわいいな。好きな顔であることに気づいた。ずば抜けた美人と思ったことが今までなかったけど、オーラで言うと菅田将暉に負けないくらいのものを持っていて、人を惹きつけるんだなぁと思った。思わず見とれる瞬間が何度があった。私は基本、黒目がしっかりしてて強い目の人が好き。

なんだろ、二人ともどこか影のある、重い過去を背負ったような役が似合うし、それを生々しくきれいに演じるのだと思った。苦しんでる様子やもがいてる様子というのは、溺れるナイフのときも痛い程に伝わってくる演技だったし、糸ではより繊細に描いていたように思った。

中島みゆきさんの糸って名曲中の名曲だから私ごときが触れる話ではないと思いつつ、やっぱりいいよな。出会うべき人とは出会う、そんなセリフが映画の中でも出てきたけど、出会っちゃうんだよな、出会うべき人ってとつくづく思う。それそこ、なぜ?いつ?は分からなかったとしても出会ってしまう。そしてどんな大事な人でも切れてしまう糸もある、そうなんだなぁと妙に納得してしまった。

映画の話に戻り、中学生から30代まで描かれてるため、時代の流れを追いながら自分の当時のことを考えたりという瞬間もあり、さらに舞台になった北海道の美瑛、沖縄、シンガポールとそれぞれの象徴的な風景やその土地の人が出てくるのも面白かった。時を超えても何度も何度も出逢えるって素敵だなぁと思った。物語の中だけでなく、本当にそういうことってある、だから何度も出逢っちゃう人は切れた糸を結び直して繋いでるんだろうなと改めて思ったのであった。

そんなわけでただの本気の感想文。

昨日の無理がたたり症状ぶり返し中。引き続き微熱と咳、たまにくしゃみ。そして謎の食欲。朝4時にパズーパン、11時ごろにイワシトマト缶リゾット的なもの(どんぶり一杯)、15時くらいにインスタント麺、16時にオレンジとバナナ、そして今夕飯を何にすんべと考え中。買い物行けないから同じものばかり食べ気味。隔離で全然運動してないかつ食べまくってるのに3キロくらい痩せた。咳ダイエット。鎖骨とあばらが目立つ。きも。

コロナのおかげでなんと10日もお酒飲んでない。すげえ、快挙である。気づくと頭に浮かぶのは白い泡の乗っかった黄色い炭酸の液体である。シャバに出れたらまずビール飲もう。

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