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どうしてもその一点で交われないって思ってしまう

PMSで身体も心も思い通りに行かない日々。それでも子供は産まなくてよかった。産んでも私には育てられない、特に娘は、という思考がずっとつきまとう。

苦しくなってしまったので、書きたい。本当は書きたくないけど書いてしまう。

私は美容全般に興味がない。完全に興味がない。それは今更自分が色々ともがいてもしゃーないという思いも強いが(事実20代から焼きまくり、シミを気にするより小麦肌に憧れ焼き続け、なるだけ安い化粧品を使ってきたのが自分)、そもそも美容という概念にずっと興味が持てなかったから。だからネイルやエステ、可愛くなりたい、きれいでいたいという言葉を聞くたびに理解できない自分を、女として終わってると思う、それだけなのだ。

でもそれだけなのにツライ。美意識が低いからダメって言われているようでたまにものすごく苦しくなる。美意識が高い人たちが私を陥れようとしているわけじゃないって分かってるのに勝手に辛くなってしまう。言葉は刃のように時たま刺さってきて、それが辛くて辛くてたまらない。美容を極める人はそれでいいし、私は自分でいいはずなのに、なんでこんなに辛いんだと苦しくなる。

可愛い人は得している。それはいろんな場面で思う。でもそれが羨ましいとは思わない。努力して勝ち取った「可愛い」レッテルや称号、私は欲しいと思わないから。そういうと角が立つ。私はクールビューティーでも何でもない、ただの生物学的性別女の端くれだ。それでもそういう人が好みだとか良いと言ってくれる人がいる、それだけ。可愛らしくしてる人が好みな男は寄ってこないからそれで均衡は取れてるはずなのに辛い。同じ土俵を荒らしてないのに攻撃されてると感じてしまう。だから女の人は怖い。私がどんなに同じ土俵にいない、いる価値もないほどの底辺の女であることを主張しても、どこかで比べられるのが怖くてたまらない。

美容は好きな人がすればいい。私はそこに正解を感じない。化粧をしてない、白髪をそのままにしていた元同僚の女性が一番美しいと感じた、それが私の美意識と感じてから、それを覆そうとしてくる女性はやっぱり怖い。「美容に良いから」「少しでも若く美しく」が怖い。それだけなのに。

価値観は人それぞれ。と言いつつも、ある程度のマジョリティは存在する。その中でさらにマイノリティだと少し辛くなる瞬間がある、それだけなんだと思いつつ、出産してない私には重くのしかかる。

誰も悪くないはずなのに、なんかしんどい。辛くて涙がどんどん溢れてくる。