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激しくて狂おしい

おすすめの映画の話をしていたら、急に思い出した。感想を残しておこうと思って、鑑賞後のダメージがすごすぎてすっかり忘れていた作品がひとつ。

結構前の作品だけど、「溺れるナイフ」。菅田将暉と小松菜奈。そして我らがWESTの重岡くん。私は昔から菅田将暉がちょっと苦手である。何が苦手か分からないけど、なんか苦手だった。だから彼の作品はどんなに名作と呼ばれていてもついつい敬遠していた。

この作品、他の登場人物が霞むほど、二人の圧倒的な存在感と演技と、そして演出がすごく良かった。あ、でも重岡くんはとてもよい味を出していた。そしてその良い演技を感じつつも霞んでしまうくらいの主人公二人だった。良い表現ではないけど胸ぐらを抑えつけられているような、ぐっと押されて動けなくなるように引きつけられる演出だと思った。

うわー青春というシーンから、目を開けられないくらい痛々しいシーン、登場人物の憎しみが自分にも伝わってきて怒りが止まらなくなるシーン、感情を揺さぶられっぱなしだった。

菅田将暉の魅力はこれか、と遅ればせながら感じた。かっこいいとかではなくて、この人って独特なエネルギーを発してるのではと思った。そして同じくらい小松菜奈がすごかった。かわいいけどそれだけでなくて、この年齢でこの役をやった、それも菅田将暉とというのが全くの他人の私でもすごいことだと分かる。お互いの演技力がバンバン弾けているのに、それがきれいに融合しているってやっぱりすごい。

語彙力がなさ過ぎてすごいしか言えん。くそ。

久々にこのトレーラーを観て、それだけでも鳥肌と少し涙が出そうになった。これほどまでに激しくて狂おしい感じって、この年齢だから出すことができるのではと思う。だからこそ、この二人をキャスティングして、二人が演じたことってある意味奇跡だと思った。

***

引き続き寝不足。

昨日何を思ったか自分の書いたnoteをかなりさかのぼって読み漁った。なんか、私の書きぶりちょっと違う。途中小さい規模のプチ炎上してからなんとなくnoteでも本音を書かなくなってたのかもと思ってしまった。え、これで?と思われてるかもだけど、書き始めはもっと好き放題、本当に思うがままに書き殴っていた。誰も読んでないのに。それでよかったなと思い直し、今日からまたそんな風に激しく狂おしく書こうと思った。

寒いわ~

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