足立 遊(あだちゅう)

企業の理念をつくるコピーライター。コンセプトは、「想いを、意志に変える言葉」。「株式会…

足立 遊(あだちゅう)

企業の理念をつくるコピーライター。コンセプトは、「想いを、意志に変える言葉」。「株式会社わわわ」という小さなコピーライティングカンパニーをやっています。https://www.wawawa.jp

最近の記事

パクチー現象

生まれて初めてパクチーを口にしたのは、大学3年の時だった。 友人に連れられるがまま人生初のタイ料理屋に行き、注文もぜんぶ友人に任せた。 私は、未知の料理に対して人見知りしちゃうタイプである。何皿か運ばれてきた中で、「これならいけるかも」と思えたのは生春巻きだった。 中華の春巻きは好きだったし、それが「生」というだけで、ちょっとした親戚くらいの感覚があった。白い皮が透けて、ぷりっとした赤いエビと緑色の野菜が包まれているのが見える。うん、大丈夫そうだ。 スイートチリソース

    • 僕は、定食屋さんの壁に色褪せるまで貼られているポスターを作りたい。

      福島県・葛尾(かつらお)村のポスターを作りました。 写真は、この仕事に誘ってくれた上石了一さんです。 スマホでサクッと読める時代に逆行する長文で恐縮ですが、このポスターに込めた思いを書いたので、どうか読んでいただけると嬉しいです。 いま、葛尾村の人口は382人。 その半分以上は、村のおじいちゃん・おばあちゃんです。 昔から田んぼを近所どうしで順番に手伝い合いながら、「家族のように生きてきた」という村の人たちは、震災の原発事故で散り散りになってしまったらしい。 村の存続

      • 【取材喫茶わわわ 1人目:中西紗洋美さん】

        取材喫茶わわわの1人目の作品を公開しました。 (作品が画像なので、プレビューには何も表示されませんが・・・) 紗洋美(さよみ)さんは宮崎県出身の27歳で、僕と上石さんは、2年ほど前に彼女と一度だけ仕事をしたことがありました。親しみやすく、頭も良く、仕事も頑張っていましたが、どこか心の中にくすぶっているものがあるようにも感じていました。はたして昨年11月に、会社を辞めて転職することになったと連絡があり、僕らはその心のうちを聞くべく、取材喫茶の1人目として出てほしいとお願いをし

        • 『取材喫茶わわわ』を始めます

          写真家の上石了一さんと、私的な創作活動として、 「取材喫茶わわわ」という活動を始めることにしました。 喫茶と言いつつお店ではなく、誰かとコーヒーを飲みながら、僕がその人の人生を取材して文章を作り、上石さんがその人のポートレイトを撮るという活動です。 恥ずかしい話ではありますが、僕は傍から見るとわりと楽しく生きているように見えるみたいですが、実際はなかなか自分に自信が持てず、ずっと自分を肯定できずに生きてきました。しかしここ数年、仕事でさまざまな人に取材するうちに本当にいろ

          ぽつり庵、はじめました。

          こんにちは。 最近、ツイッターで「ぽつり庵」というアカウントを作り、 一言ネタの投稿をはじめました。 僕のケータイのメモ帳に、誰に見せるでもなく書き留めていた 「 #カッコつけてる四字熟語 」というネタがあって、 例えば、 「港区在住」とか、 「海外視察」とか、 「役員秘書」とか、 「鎌倉限定」とか、 聞いてもないのに言われると「カッコつけてるなコイツ」と感じることを 四字熟語にするという遊びなんですが、 せっかくなので、それをツイッターでつぶやいてみようと思った次第で

          ぽつり庵、はじめました。

          美術に疎いコピーライターが、おそるおそる「アートの対話型鑑賞」に参加してみた話。(後編)

          「現代アートをオンラインで観る!アートの対話型鑑賞」と題された、絵画のオンライン観賞会。美術作品を見ながら参加者が感じたことを語り合い、作品に対する理解や世界観を深掘りしていく「対話型観賞」の体験レポート後編です。 前編はコチラ → 美術に疎いコピーライターが、おそるおそる「アートの対話型鑑賞」に参加してみた話。(前編) 当日の音声(ポッドキャスト)も一緒にどうぞ(後編部分は23:15あたりから) → [spotify]「現代アートをオンラインで観る!アートの対話型鑑賞

          美術に疎いコピーライターが、おそるおそる「アートの対話型鑑賞」に参加してみた話。(後編)

          美術に疎いコピーライターが、おそるおそる「アートの対話型鑑賞」に参加してみた話。(前編)

          コロナ禍の影響で仕事が軒並みストップしてしまい、溢れんばかりのヒマを持て余していた6月某日。企業の組織開発やワークショップデザインなどを手がける“ちょなん”さん(@masaya_chonan)から、一通の招待状をいただきました。イベント名は「現代アートをオンラインで観る!アートの対話型鑑賞」。これまでまともに美術鑑賞をしてこなかった僕は、ヒマなくせに参加することを大いにためらいましたが、思い切って参加してみたところ、これがビジネスにも役立ちそうな面白い体験になりました。そこで

          美術に疎いコピーライターが、おそるおそる「アートの対話型鑑賞」に参加してみた話。(前編)

          「わわわnote」を始めます。

          こんにちは。 東京でコピーライターをしている足立 遊(あだち ゆう)と申します。 中学生の頃から、名前にある「ゆ」を小文字(拗音)にして、「あだちゅう」と呼ばれることが多いので、気軽な感じでそう覚えていただけると嬉しいです。 ただいま、人生が少しずつ面白くなってきた42歳。 大学卒業後、広告会社で5年間営業を経験した後、制作会社に転職してコピーライターの道へ。 3年前に会社を辞めてフリーになり、最近「株式会社わわわ」という名のコピーライティング会社をつくりました。 (詳し

          「わわわnote」を始めます。

          #ほぼ日の塾とわたし

          はじめまして。足立遊と申します。 普段は、フリーランスのコピーライターをしています。 僕は「ほぼ日の塾」の3期生で、 今回、第5期の募集が始まるにあたって、 元塾生の有志がnoteで「ほぼ日の塾」について語る「#ほぼ日の塾とわたし」というハッシュタグ企画が立ち上がり、その企画に便乗して僕もnoteを始めることにしました。 noteの使い方はこれから覚えていきます。 読みづらい点があるかもしれませんが、 どうぞよろしくお願いします。 ---------- 「ほぼ日の塾」

          #ほぼ日の塾とわたし