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個人事業主として開業して1年がたった。 (#PR あり)

はじめに

LeXi/Vent(屋号)を開業して1年になる。まさか開業を自分がするとは思っていたなかった。そこで経営者として1年を振り返りたく思う。このブログが開業する方の役に立てば嬉しい。



個人事業主を始めた経緯〜ずっと考えていた「知財若手の会」の事業化

ずっと考えていた。知財若手の会(チザワカ)を初めて1年半が経とうとした頃。チザワカの活動も順調になってきたが、活動を拡大したい、そして運営にもここまで付き合ってもらったこともあり、恩返しをしたいと思った。
そこで、全方向へのリターンを意識したスポンサーを募ろうと考え事業化に至った。


1年間の軌跡


2023年7月

  • 本業の会社の副業に対する仕組みを調べていたら、先輩にできるらしいと噂を聞く
    上のことを思いながら、構想はあったものの、どうすればいいものか、、「副業できんだろうしなぁ」と思っていた。そんな時、お世話になっていた研究者の方に過去色々な経緯でやったことがあるとお話を聞き、人事部に問い合わせた。
    人事部に聞くとできるとのことで上司に許可を取り、申請書を提出。2週間後許可が降りた。

  • 上司の理解
    上司がここまで理解してくれるとは思わなかった。本業をやめるつもりはなかったが、「あなたならそうすると思ってたし。。」的なことを言われたことを覚えている。
    「しっかりと副業のスキルを本業に還元します。」と伝えた。



8月

  • お仕事のお願い

弁理士、事務所のPR支援
開業してすぐに弁理士、事務所のPR支援についての依頼いただいた。そのため、こちらのニーズも業界にあることを確認した。顧問契約も結んでいただいて良いスタートが切れた。

  • 先輩経営者に聞きまくる

確定申告、請求書(決済)のお金周り
仕事のスキル、例えば、チャットスキルや連絡、メッセージなど諸々は知財塾での仕事がそのまま反映できた。しかし、お金周りはなかなか難しい。確定申告など税金周りや、請求書など他企業とのやりとりについて当時は何もわからなかった。
知財塾での経験は以下に記した。


  • 先輩経営者の方々に聞きまくった。とにかく、しつこく相談した。
    株式会社知財の楽校 玉利 泰成さんにアドバイザーもなってもらい、対応を進めていった。


  • 例えば、青色申告での申請をした方がよいとか、
    会計管理はfreeeがいいとか、(個人事業主はfreee関連があれば十分かなと思う。)

タスク管理はTodoistがいいとかである。

信頼のある方々の言う通りに行った感じだ。

  • ビジネスモデル
    この時点では何も考えていなかったが、チザワカと弁理士支援について漠然と何か形にしたいと考えていた。(ここでは、公開しない。)

  • 開業届提出

今の時代電子申請、freeeの申請で一発だった。振り返ってみても、こういう細かい書類が面倒くさいイメージが強く、開業しない人もおおいのではないだろうか?

  • HPの作成

これまた、知財塾の同僚に教えてもらったSTUDIOを活用した。

wordpressは操作感が微妙だったので、決定。できないことも多いが、個人事業主にとってはこれで十分かと思った。テンプレも多いし、CMS(ブログ記事の管理など)も問題ない。

  • 経営、ブランディングの勉強をしまくる。
    とにかく書籍を買い漁って、自分の経営、事業に役立つものを探した。
    参考になったものを記載しておく。


9月

  • MVVの策定

    • やることが決まったものの、MVVがなかった。「起業して何したいの?」って言われないようにMVVを検討していった。

    • Missonについて
      自分の座右の銘は「とりあえず、やってみる。」、「「何もしない」をしない」だった。これを反映させたいと思っていた。これを他人に照らし合わせたときに、「腰が重い」人もいれば、専門的で難しい仕事に集中しすぎて、踏み込めないこともあると思った。

    • Visionについて
      このように、何かしらの理由でアクションを起こせない人が、落としたチャンスをしっかり拾えて、ビジネスチャンスを創出してほしいと思った。これをさらにVisionに落とし込んだ。

    • Valueについて
      自分が出せる価値は何か?まず、本業で培った知財業務の知識。あとは何かと考えた時に、マーケティングの手法に則って、顧客のコンテキストを読み取り顧客にあったサービスを提供することを仕事で経験してきたことがあると思った。

これらを落とし込んで、さらに先輩経験者にアドバイスをもらって修正して今のものに落ち着いている。


  • 知財若手の会のスポンサープランの検討

このタイミングでビジネスモデルを考えようと思った。個人事業主を私が始めることもあり、運営メンバーも賛成してくれ、運営とプランを考えた。
正直、チザワカコミュニティを運営する上で、僕にはリターンはいらなかったので、運営と若手に還元しながら、スポンサーが納得する企画やオプションを考えたつもりだ。、今年度もスポンサーをしてくれる方々がいらっしゃっる。スポンサーにはとても感謝しており、チザワカ運営としてしっかりしていかないとと、身が締まる思いである。
このスポンサー代は、オフ会の費用やチザワカを運営するツール(HPやovice)の費用、運営に還元する(お礼の食事や合宿代)に当てている。

  • HPの拡充

ここまでの流れを含んだ内容をHPに反映した。

  • ここから、顧問契約以外に小さいお仕事を少しずつもらうようになる。副業でできる範囲で、制御しながら仕事を行なっていった。(ここらへんのタスク管理も知財塾で勉強できていたと思う。)


  • イベント企画も仕事に


10月

  • サービス内容を詰めていく・サービス書の作成
    サービスの言語化もここからしっかり行っていった。


11月

  • 確定申告の内製をあきらめる。税理士を紹介してもらう
    freeeが便利なのだが、自分でもわからないところが多く出てくる。例えば、減価償却が発生するものを購入したり、経費参入判断だったり様々だ。正直、手間とメンタル的に辛い、、となっていたので、先輩経営者に税理士さんを紹介していただき、ことなきを得た。


  • コミュニティマーケティングを勉強する
    コミュニティマーケティングについて学ぶようになった。理由は明快、チザワカが盛り上がるためだ。コミュニティの維持拡大を行うために、マーケティングミックス的観点で考えた。

また、チザワカ参加者がコミュニティでどのような体験、インセンティブを感じるかを設計し、チザワカの活動をコミュニティマーケティングに基づいて検討した。

余談になるが、参考にしたおすすめ書籍は以下である。コミュニティ運営者はみておくことをおすすめする。


12月

  • 初のオフ会を開催!

コロナが落ち着いて、ようやくやりたかったオフ会を開催した。
サイボウズのオフィスでの開催ということで、とてもよい会場で大きく開催できた。これを含めたオフ会の企画・運営スキルは様々なナレッジが溜まっていったし、現在もすごい知財EXPOを含めた他の仕事にも役になっている。

2024年1月

  • 確定申告

税理士さんにただ頼んだだけなので、割愛。
税理士さんに本当に感謝。。。。


  • ブランディングを勉強を加速

勉強して、おすすめな書籍を紹介しておく。ブランディングの基本を学び、顧客に還元できたらと思っている。





2月

  • すごい知財EXPO2024のプロモーションリーダーを任される

すごい知財EXPOとは、「知財業界における年に一度のお祭り」をコンセプトに
行うオンライン展示会です。

今年は「知財人材」をテーマに開催し、
・転職、採用
・社内人事、制度設計
・教育など
知財業界の情報の流動性を高めて業界を前進させることを目的に、オンライン上で地方、海外、勤め先関係なくアクセス可能なイベントである
魅力的な講師陣による講演を行うほか、オンライン環境ならではの企画を実施した。

このイベントのプロモーションのリーダーを任された。


やったことなど、感想は以下のpodcastに収めている。

改めて、振り返ると、自分のブランド・マーケティングに知識から今年は、誰でも、コスパ高くできるプロモーションを意識した。
Twitterやスポンサーや登壇者への広報協力など効果があるものに絞って行った。

大変だったのはマネジメントだった。やることは明確だが、協力してくれる方達は、本業がある方だったので、その方達との密なコミュニケーションが大変だった印象がある。メンバーは優秀だったので、実務は抑えることができたが、初めての経験で四苦八苦した。


  • 運営合宿を初めて企画する

運営で初めて合宿を行った。合宿は深夜まで及び、チザワカコミュニティの構築の見直し、Slackなどのコミュニティーツールの策定などかなり多くのことを話し合った。


3月

  • インタビューリードの仕事を初めてもらう

特筆すべきことはないが、インタビュー構築、実際のインタビュー、記事作成の仕事をいただいた。

  • 初めてインタビューされる


4月

  • podcastを開始する

多くは語らないが、兼ねてから自分の音声メディアを立ち上げたかった。特にこの時はpodcastの魅力に惹かれていたと思う。

独立する上でブログやHPなどの文章媒体以外でメディアを持っておくのが重要だと考えていた。理由は、自分という人は文章だと伝わりにくいからと考えていた。もちろん、他社のメディアにでればいいと思うが、それだけでは多くは伝わらないのかなと思ったためでもあった。

5月

  • 初めての副業での出張

顧客に会いに、初めて本業以外での「出張」だった。挨拶もさながら、飲みにつれっていただき、いろいろお話ができてよかった。

  • 大型セミナー企画を初めて行う(すごい知財EXPO)

すごい知財EXPOのプロモーションの一環でセミナーを企画した。今流行りのIPランドスケープ、中小企業支援などの要素をいれて業界の方々が聞きたい内容を盛り込んだ。

最高同時視聴者が、384人、全参加者が、700人ほどと大盛況でセミナーを終えることができた。


6月

  • すごい知財EXPOの運営とファシリテーターを完遂

    • プロモーションの結果は以下となり、大盛況に終わった。(土曜開催はとてもよいチャレンジとして捉えている。)

      • 参加申し込み:2000人超

      • 1ヶ月の事前セミナー企画の時点で、約1400名の申し込みだった

      • 6/28 1,136名 6/29 493名 両日合計1,629名 

      • 去年のコストの1/2でできていたと感じている。それなりの実績としてうけとめている

      • 来年は、3000人の壁を越えたい

7月

  • 知財実務オフラインパーティーの企画と運営

知財実務オンラインのパーティーの企画、運営を行った。



チザワカ運営のイベント企画のレベルが上がっていることを感じた。


8月

  • 中小企業診断士試験受験

中小企業診断士の勉強を頑張っている。理由としては、マーケティング・コンサルの知識をつけること、コンサルとして箔をつけたいこと。1次試験はかなりむずかしく、科目合格で少しずつすすめている。
合格まで頑張る予定である。


終わりに

LeXi/Ventを通じて、多くの挑戦と学びを得ました。この経験を活かし、これからも知財業界の発展に寄与していきたいと思います。開業を目指す方々にとって、このブログが一助となれば幸いです。


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