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心配のシャットアウトが心配を生む

「コロナの影響は大丈夫?」
「仕事はどう?」
「トイレットペーパーはある?」

と、離れて暮らす親から
心配の連絡。

みんな不安ですよね、今の状況。

「大丈夫だよ」

と、伝えるしかない。

今のところわたしの仕事は、
コロナで収入が変動することもないし、
もともと在宅でできるから場所も変化なしだし。

「トイレットペーパーがないよう!」
「仕事が減ってきたよう!」
「不安だよう!」

などと、もしかして言ったほうが
いいのだろうか?とふと思う。
親の心配を肯定すれば、
子供の心配をしつづけられるっていう
逆説的だけど安心感を感じるはずだから。

言わないけどね。

***

わたしが親の心配を
バチっとシャットアウトしてしまったから
話は別の方向へ。

「そう言えば、フランス移住するって言ってたお友達は、大丈夫?」

どうしても心配を探したいんだな。
なんて、ちょっとひねくれて思ったり。

「渡仏日程を早めて、無事行かれたよ。
なんだか楽しそうだよ〜♪」

と言うと、
「ヨーロッパもコロナとか・・・」
と、また心配。笑

「報道されていることが全てじゃないからね。
問題なく生活されてるよ。」
と。

「これからは時差を考慮して、
合う時間でフランスと日本で打合せできるんだよ。
なんかすごいよね。
フランスが近く感じちゃうよ」

と言うと。

「フランスと打合せなんて、、、
 なんかかっこいいね」

ってさ。

なにをしているか、より、
海外とつながっていたらなんとなくかっこいい、
っていうのは
親世代の特徴なのかな?

***

コミュニケーションって、本当に難しい。
人間関係など学んできて
すこしずつ落ち着いて対応できる部分も
増えたとは思う。

でも、「心配のシャットアウト」は、
あまりよくないですね。

相手が親だったら特に、
めんどくさく感じて否定したり切り捨てたり、
してしまいがちだと思うんです。

でもめんどくさい、って思ってるのは
本当は親ではなく自分のこと。

どこかで本当は
自分が自分のことを心配していて
うまく説明できないもんだからって、
めんどくさい、と切り捨てる。

自分のことをめんどくさく思わず
きちんと向き合って切り捨てなければ、
それが結果として
親を切り捨てないことにつながるはず。

コロナの不安も
仕事の不安も
わたしの中にある。

それはきちんと、見つめようと思います。

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