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一昨日味噌作りのための麹をつくる研修を受けてきたんです。

午前中は男性の先生からの座学で、科学的な味噌の成り立ちの話。
午後は実地で講師は糀づくりを専門にされている女性の先生にバトンタッチ。

そこで男女の違いを痛感するワンシーンに立ち会うことに。

女性の先生は、「ちゃんと糀を発酵させないと美味しい味噌にならないよ」ってことを言いたいがために、隣町の糀をつくっている女性会の話を始めたのですが、これが枝葉がめちゃくちゃある話だったんです。
「隣町の女性会の人の中から手が足りない時に、手伝ってもらったら「作り方が違う作り方が違う」って言うんです。なにが違うのかなって思ってたけど、いつもは糀を混ぜる時にうちは3回かえし(混ぜること)をするのに、そこの会は会の中のボスみたいな女性が1人いいてそのお姑さんがそういう作り方してて、他の人は何もいえなくてその人の言う通りに作ってたけど、小学校5年生の孫に「ばあちゃんいつもと味噌が違うでしょ」って言われたそうなんです。

そのボスは自分の味噌の味が良いと思ってるから面白くなかったんでしょうね。
でも孫がそう言ったってことで、やっぱり糀はちゃんと発酵させて味噌を作ったほうがいいんですよ」

これもだいぶ端折って書いてます。
女性は事細かに情報を伝えたいので

・人間関係や構成人員のパワーバランスの説明
・自分からみた視点のため主語がない文章になりがち
・孫の年齢とかどうでもいいけど枝葉も含めて臨場感のある説明
・ボスが面白くなかったなどの登場人物の感情描写

など、を手順を追って説明してくれます。

反面「何が結局言いたいの?」と聞き手が迷子になることがあります。

聞いている方も高齢女性が多いため、うまい具合に合いの手も入れるわけです。
「あら〜」
「まあ」「うんうん」

片や参加している男性陣は、もう?いっぱいの顔で中には座りだしたりしている人も。
男性からすると
ゴールが見えない会話は
非常にストレス高めの会話となります。

参加者男性と先生は、アミロペクチンやらアミロースやら論理を話しており女性のみなさんは眠そうなお顔。

男性は
・男性は論理や道理や理論やら仕組みを紐解いたりすること
・ゴールがある会話もしくはゴールに向かって一直線であること
・数字や証拠など根拠があること
・問題解決に繋がること
そんな会話が好きです。

逆に、ゴールに必要のない枝葉は削除したり、感情や感性をあまり大事にしなかったりするので、会話を通して新しい展開へは行きづらい会話になります。

一般的に女性は会話から新しい着想を得るのでイノベーティブ、男性は感情を良くも悪くもいれないので公平性があると言われます。
互いに良きところがあるし互いに苦手なことがあるということ。

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男女が協力して、おいしい味噌ができるという訳です。

あー味噌作り面白かったって話。

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