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【私の秘密】あなたはどうして生理を止めたんですか?


最近聞いた印象的な話があります。
外国のどこかに、癌が異様に良くなる病院があるそうなんです。

その病院のお医者さんは、癌を患っている患者さんに

「あなたはどうして癌になったんですか?」

こう聞くというのです!!!

自分が癌に悩んでいたら、この質問ってどう受け止めますか?

癌に限らず、身体に不調がある時に、こんな質問をされたらどう思いますか?

「私が選んだんじゃない!」そう思いませんか?

私ならどう思うだろう・・・。
私も自分が12年間患った「無月経」のことに当てはめて、ちょっと真剣に考えてみました。


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何で女ばかり損をするの?

わたしは21歳から33歳まで一度も生理がきていませんでした。それで、21歳でパッタリと生理が止まった当時のことを思い返してみたんですね。


そしたら、自分の意思で生理を止めたということが、今ならハッキリわかるんです。


私が「あなたはどうして生理を止めたんですか?」


そう聞かれたら、頭の中にたった一つの答えが浮かんできました。

それは・・・

自分が女性でいることが心の底からイヤだったからです。

生まれ持った性がどうこうではなく、わたしは女性って男性に比べてすごく損をする存在だと思ってました。

例えば、せっかく薬剤師の免許を死ぬもの狂いでとっても、結婚したら家庭に入れと言われたり。

やりたいことは生理に左右されるし。

家事は基本的に女性が全部やらなきゃいけないし。


時代や家庭の影響もありますが、


「なんで男性って、私の邪魔ばっかりするんだろう」

「何で女は不自由なんだろう」

本気でそう思って生きてきました。

なので   

「わたしは一人で生きていく」
「自由ていたい」


そう決めたんです!

「一人」でというのは、結婚しないということ。男性をはじめ、誰かに頼らずとも一人で立派に生きていく!そう頑なに決心をしていました。

一生独身で良い!一人の方が楽!誰にも邪魔されない!

そうは言ったものの、世間の目や親の目を気にしていた私。(親戚の女性が、結婚しないことを卑下されていたので・・・。)

結婚しないで一人で生きていくための、誰もが納得してくれる条件が欲しかった。私なりの。

だから女性の象徴である子宮や卵巣の機能を完全に止めたんだと思うんです。「私なりの」ですけどね。


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実際に生理を止めたことで感じた違和感

「女性」という世間の定説通りに生きる「女性」を放棄したい。

そんな願いが「無月経」という形で叶った私ですが、徐々に壁にぶち当たります。

一人で頑張って、バカにされないようにずっと走り続けて、男に負けないように頑張っていても頑張っても頑張っても


得られるのは一瞬の高揚感だけ。。。

すぐにそれ以上の「不安」が襲ってくるんです。

賞賛される結果や肩書きが得られても、心は全く安心しない。
むしろハードルはどんどん高く、不安感はどんどん大きくなりました。

そして「自信」なんてものは、これっぽっちも得られることはありませんでした。


『なんか違うかも、、、』


その時、初めてそう思いました。

きっと、もう一人で頑張ることが限界だったんでしょうね。

これまでは、世間の目や常識ばかりを気にしていた私。

「もう、頑張れない」そう思った時に、初めて自分の「目」を気にしました。

これがきっかけで、自分のことに沢山向き始めました。


まずは些細な気持ちから。

「疲れた、ムカつく、は?!」

最初の頃は溜め込んでいた暴言ばかりだったような笑

でも、徐々に「本当はこうしたかった。」が出てきました。

「本当は寝たかった。本当はやりたくなかった。本当は不安だし、緊張もする。」

とか、本当は食べたかったものまで笑


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生理を止めたのは、私自身だった

自分に向き合い始めて、たくさんの人に出会って学ばせていただいた結果
自分が自分のことを心底否定していたことを認めることができました。

自分で生理を止めたことを受け入れたときに、ふと「それ、辞めたいな」そう思ったんです。


生理を再開しようと決めたんです。

本気で決めると、生理が再開するために必要な「伏線」がたくさんあらわれ始めました。


・無理な働き方を変えざるを得なかったり
・管理職を手放したり
・今まで懸命に積み重ねてきたことを手放したり
・「数字が自分の価値」だと思うことを手放したり
・人に『助けて欲しい』と頼ったり


今まで握りしめていたものを手放すのは、本当に怖くて怖くて震えるほどでした。


たくさんの怖いことの中でも、私にとって一番怖かったことは「立ち止まる」ことでした。

止まったら落ちこぼれて廃人になる。置いていかれちゃう。。。

だから常にずっと走っていたんですよね。

でも、そんなことよりも本当の本当に一番の本音だったのは

「休みたい」「明日の心配をしないで寝たい」でした。

こうして、怖がりながらも、一つ一つ自分の本心に従いました。

そしたら、無事に2018年7月5日生理が再開したんです。


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自分だったからこそ、自分で直せる

私の場合、無月経の根本的な原因は「女性」という性への不自由さでした。

そして「頑張らないと、結果を出さないと価値がない。」そんな何かの対価を残さないと自分には価値がないという、自己否定です。

だから女性の機能を止めた。

自分で生理を止めるための行動を起こしたんだと思います。

『病は気から』といいますが、本当にその通りです。

でも、自分で決めて症状を現したということは、自分でちゃんと治すことができるということです。

私はそれを間違いなく体感しました。

病気が治る時は、魔法のようにある日突然に症状が消えるというよりは


日常に散らばった、本来の自分に戻るためのたくさんの「ヒント」に気づいて行動していくこと。

病気が治った時には、以前の自分が前世に思えるくらい


より自分らしくて
より自分を愛せていて
より自分が大切なことを大切にできるような


そんな自分になっているんですよ。

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