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2022年10月 東北縦断3⑦【最終日 飯坂温泉〜帰還】

前回

3年目の東北縦断最終日。温泉むすめ成分多めの記事です

10/28 福島県福島市~帰還

朝起きて窓を開けた

昨晩は暗くてよくわからなかったが隣に足湯が有った

さくっと朝風呂。やはり貸切は気兼ねなく湯浴みできて良い

茶を持ってきて下すった女将さんが自分の志摩リン桶に反応。飯坂真尋ちゃん仕様のケロリン桶を作って欲しいという要望はやはり沢山有るらしいのだが、ケロリン桶の生産自体が小ロットらしく、グッズ化するのが中々難しいらしい

朝餉の配膳は旦那さんだった。北海道で開催されていた全旅連青年部全国大会から昨晩遅く戻ってきたばかりだというのにご苦労様です

ほりえや旅館公式アカウントより。照明の消えた3階の部屋には気を失った拙者が居る

朝餉を戴いていると旅館の飼い猫が3階に闖入してきた。普段はリードを付けられているらしいが、ちょっとした隙に外れてしまい自由を得たようだった

チェックアウトの折、旦那さんが真尋ちゃん部屋を見せてくれた

いわゆる展示室というわけではなく、普通に泊まれる。おそらく自分の宿泊日も真尋ちゃん部屋が空いていた気がしたが、旅の最終日に自分がどういう心境で居るのか予想出来なかったので結局普通の客室を選んだ

泊まったオタクが色々置いていくらしく、温泉むすめに関係ない超電磁砲やごちうさやゆるゆりのグッズも置かれていた

「温泉むすめ」というコンテンツに対しての旦那の熱量が凄まじかった。
県内外の温泉地の旅館経営者達に「温泉むすめ」を自らプレゼンし、実際に設置された温泉むすめパネルも多い。結果的にこの働きかけが各温泉地の横のつながりを生むことになったわけで、まさにこの旦那が今現在の温泉むすめの流れを牽引してきたのだと強く実感した

やはりオタク気質な人間が集まることもあってディープな宿泊客も居る。バイトして金を貯めて年間60泊した東京の高校生が居り、現在は福島の大学に進学し、旧堀切邸近辺に下宿しているとのこと。ただの宿泊客だった高校生が、現在は真尋ちゃんTシャツを着てイベントスタッフもやっているらしい。コンテンツへの愛ですね

ほりえや旅館の駐車場に車を置かせてもらったまま、一帯を散策。温泉街のガソリンスタンド「安斎油販売店」へ。「真尋ちゃん痛車の出来がヤバい」とほりえやの旦那が言うので来た

写真撮影の許可を申し入れると快く了承して下さった。ちゃんとお店仕様のつなぎを着ている

痛車に関しては知識も無いし興味もそこまで無いのだが、確かに仕上がりは綺麗だなと感じた

なお、痛車ばかり撮っていてスタンドの写真は撮り忘れました。館内にもパネルがあった気がする

飯坂温泉駅前へ。過去に行われたクラウドファンディングで、真尋ちゃんプロジェクト関係者達の予想をはるかに上回るスピードで支援金が集まり、その余った分の金で作られたタワーだと旦那は言っていた。本当なのか冗談なのかはわからなかったが、ファンの支援があって建ったことは確か

もともと駅併設のATMコーナーだったブースを再活用して作られた真尋ちゃん神社

ATM撤退後、空いたこちらのスペースにほりえやの旦那をはじめとした有志が色々運び入れたらしい。1円投入した

草津と飯坂といわき湯本の温泉むすめ声優の絵馬のレプリカがあった

飯坂温泉駅構内の青果店「フレッシュみよし」にて。とにかくパネルのバリエーションが多い

飯坂温泉観光協会へ。飯坂温泉の坂巡りと、飯坂真尋のAR街歩きを是非やってほしいとほりえやの旦那に猛烈にプッシュされたので、坂巡り用の「てくてくブック」とAR街歩き用の謎解き問題シートを入手

公式サイト

おはようございます。 飯坂温泉です。 秋晴れの日には温泉街を散歩するのもいいですよね(^^) 散歩のお供に「てくてくブック」はいかがでしょうか。 温泉街の坂や神社、公衆浴場等に建っている石柱の拓本を10ヶ所以上とって観光協会へ持参してい...

Posted by 飯坂温泉 on Thursday, September 14, 2017

飯坂温泉公式Facebookより

こちらにもグッズが所狭しと並べられている。公式キャラクターのゆげお(写真中央)が霞むレベル

AR街歩き中のスクショ。GPSと連動して、飯坂温泉の観光スポット毎に真尋ちゃんがフルボイス(!)でガイドしてくれる

駅前の広場には「日本最初のラジウム発見の地」の碑がある。上に乗っているのはラジウム卵を模したもの

飯坂温泉沿いを流れる摺上川。R399と駅前の通りを繋ぐ十綱橋

坂巡り用の「てくてくブック」を活用。十綱橋の石柱にページを当て、付属の鉛筆で擦り拓本をとる。
AR街歩きと拓本集めを並行して本気で取り組んだらまるまる1日消える気がしたので、またの機会に腰を据えて楽しむことにした

ひと通り散策した後は共同浴場「鯖湖湯」へ。ハチャメチャに熱いというイメージだけが自分の中で先行していて今まで未湯だったが、ついにファーストダイブと相成った

浴室 こちらより引用

これまでの人生で最も入念なかけ湯を実施。
地元老人が「なんだか随分今日は熱いない(熱いねえの意)」と言って水を投入し始めて「地元民は加水を我慢して熱湯に入ると聞いていたのに話が違う…」と恐怖したが、足先から徐々に慣らし、なんとか肩まで沈没。身体中にビリビリくる力強いアル単熱湯が見事に決まった。

地元老人すら熱いと言うほどの湯に自分が入れる訳ないと思ったのだが、最終的にはギリギリ気持ち良いレベルの湯温になり、わりとしっかり沈むことができた。
基本的にはぬるめの湯が好みなのだが、たまには熱い湯も身体がシャキッとして良い

なお、飯坂温泉公衆浴場の熱さ番付によると鯖湖湯はなんと前頭。波来湯の温い湯以外は覚悟をもって沈没しないと無理そう…

湯上がりに駐車場で再び旦那と言葉を交わし、飯坂を後にした

「道の駅 ふくしま」にて観光特典クーポンを消費。日常的にはなかなか購入出来ないちょっとお高めな好物を容赦なく仕入れた。会津中央乳業はプロフィールのアイコンにするくらいには推してます

帰宅途中、遅めの昼餉。本宮市「金光老麪」のチャーシューメン。喜多方ラーメンと書かれた看板が有るが、個人的には会津ラーメンの類に近いかなと前々から思っている

恙無く帰還。1384.3kmの道のりでした。

今回は前半と後半で全くテイストが違ったが、どちらも自分のスタイルであり、東北縦断三部作の締めとしても自分の旅の形としても、現時点での集大成といえる7日間であった。

今回初めて訪問した道の駅
【宮城県】
道の駅 おながわ (女川町)
道の駅 硯上の里おがつ (石巻市)
道の駅 さんさん南三陸 (南三陸町)
【岩手県】
道の駅 高田松原 (陸前高田市)
道の駅 さんりく (大船渡市)
道の駅 釜石仙人峠 (釜石市)
道の駅 やまだ (山田町)
道の駅 みやこ (宮古市)
道の駅 たろう (宮古市)
道の駅 いわいずみ (岩泉町)
道の駅 たのはた (田野畑村)
道の駅 青の国 普代 (普代村)
道の駅 のだ (野田村)
道の駅 くじ (久慈市)
【青森県】
道の駅 はしかみ (階上町)
道の駅 おがわら湖 湖遊館 (東北町)
道の駅 しちのへ 七戸文化村 (七戸町)
道の駅 津軽白神 (西目屋村)


2019年までは、東北民でありながら岩手秋田青森に足を踏み入れた事すら無かった。

「自分は東北を知る必要がある」

この言葉を皮切りに、幾度となく道の駅を巡り、数多の温泉に沈没したことで、人並み以上には東北を知っている人間になったのではないかと思う。

今後は、ひとつのスポットに的を絞って掘り下げていくような、少し深めの東北逍遥をしていきたい。まだまだ知らないところが、いっぱいあります。

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