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2024年2月 投宿録【宮城県大崎市 川渡温泉 高東旅館】

2/13 出発~宮城県大崎市

朝。本宮ICから高速課金開始。まずは東北自動車道 「幸楽苑 吾妻PA店」にて朝餉

みそらーめん(大盛)。見知った店で見知ったビジュアルのラーメンを喰らうのもまた一興。チェーン店にはチェーン店の良さがある

大衡ICから下道に降り、R457を北へ。色麻町「宮城開拓養鶏農業協同組合」へ立ち寄り、宮開のたまご(赤玉10個入り)を購入

更に北上し、岩出山の街中にある「阿部庄分店」へ立ち寄り地酒を調達。レジに座っていた高齢女性が穏やかに接客してくれた。
周辺の地酒のほか、何故か郡山の「仁井田本家」の酒を推しているようだった

食材の買い出しを済ませて、今回お世話になる「高東旅館」へ投宿。田舎の邸宅を思わせる玄関から帳場へ向かい、気さくな女将さんから簡単な案内を受ける

通されたのは浴室から最も近い101号室。13時過ぎにも関わらず、即蒲団を敷いた

部屋の窓を開け、ゴボゴボと音が鳴る源泉桝の存在を確認。

本館1階。飾り気の無いシンプルな廊下

本館出入口隣の炊事場。ひと通りの調理器具が揃っており、清掃が行き届いている

健康娯楽室。他の湯治客と温泉情報等を交換できたりする重要な場。この部屋に限らず、あてがわれた部屋も南向きなので陽射しがとてもよく入る

脱衣所の手前から硫黄の芳香がする

軽く準備を整えて、まずは男女別浴室へ。入念に湯を撹拌し、何度もかけ湯したのち沈没。近ごろパフォーマンスが落ちていた心身がビリビリと飛び起きるような湯力(ぢから)を感じた

シャワーは1基、アメニティー類無し

成分表

この日は気温が高く、日中は暖房要らず。湯上がりに蒲団に身体を横たえて、窓を開け風を浴びた

川渡温泉街を軽く散策。近くの川渡小学校からは、グラウンドで生命力を発揮している子供達の賑やかな声が聞こえた

部屋に戻り、飲酒開始。宮城県産の酒造好適米「吟のいろは」を使用した「あたごのまつ 純米大吟醸」

夕食の時間まではアニメーション作品を見たり蒲団に潜ったり入浴したり、只管にゆっくりと過ごしました。

17:30を回り、炊事場に立った。道中仕入れた食材を使って雑に拵えたせり鍋を喰らう。米と味噌汁は宿からのサービス。このくらいの量の食事が良い

程良く気温が下がってきた。連休明けということもあり、滞在客は少なめ。各々の交流は控えめな夜だったが、かえって静かに過ごせて良かった

3回目の入浴にてこの日の湯浴みは終了。温浴効果が凄まじく、いずれも5〜6分程度で切り上げた。入浴する度に、手足の末端に血が行き届く感覚を得た

2/14 宮城県大崎市〜帰還

朝。冷蔵保存していたせり鍋のつゆを使って饂飩を生成

米と味噌汁はサービス

近くの緑色のコンビニエンスストアで調達したマカロニサラダを添えた簡単な朝餉。

カメラを携えて軽く本館裏の鳥居周辺を散策。毛並みがボサボサの白猫とエンカウントした

チェックアウトが11時ということもあり、余裕があったのでもうひとっ風呂。前日入らなかった家族風呂へ。

とても熱いとは聞いていたが、想像を超えるあまりにイカレた熱さで吃驚。暫し格闘するも断念し、結局また男女別浴室にて湯浴みしました。

家族風呂の成分表

帳場を訪ね、親父さんと言葉を交わして離脱。

「最近は湯治のお客さんも「個」の意識が強い人が多いです。昔ながらの湯治場での繋がりみたいなものが、年々希薄になってきている。炊事場や浴室で会っても、言葉一つ交わさず会釈だけ、みたいな感じでね」

「他の湯治場で何か良い取り組みをしているところがあったら、是非メールでも寄越して下さい。もしくは次うちに来た時にでも。」

交流盛んな湯治のコミュニティを形成しようとする親父さんの姿勢を垣間見た。高東旅館、22時間のあまりにも短い滞在であった

「ふたたび みたび 川渡温泉」のゲートを潜り、川渡を出立。R47から山形へ抜けた

かみのやま温泉の「新丁共同浴場 鶴の湯」に惜別入浴しようと思ったのだが、定休日につき断念。
山形市「肉そば まると」にて昼餉とし、肉そば(温)とミニソースカツ丼のセットを喰らった

代わりに寄ろうとした南陽市の「赤湯元湯」も定休日。結局更に南下し、米沢市小野川温泉へ。2つある共同浴場のうち、未訪の「滝の湯」にて日帰り入浴。

↓もう片方の共同浴場を訪問した時の記録

成分表

温泉むすめ「小野川小町」ちゃんにも抜かりなく挨拶。

前回も遭遇した温泉街徘徊猫と久々の再会。相変わらず観光客に懐柔されているようだった。人間から与えられた餌を貪り食っている様子を尻目に小野川を発ち、帰路に着きました。

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