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米司法省がGoogleを独禁法違反で提訴したことについて

米司法省がGoogleを独禁法違反で提訴したというニュースが出ていました。
以前から噂はありましたが、実際に提訴となったようですね。

Googleは「ユーザーがわれわれを選んでいる」というコメントを出しているようですが、記事中にもあった「1998年のMicrosoft以来」というのでMicrosoftのことを思い出しました。

PCが身近になり素人でも簡単にインターネットを利用できるようになったのは、MicrosoftのWindowsの貢献は大きかったと多くの人が思っているのはないでしょうか。

MicrosoftもGoogleと同じように「ユーザーがわれわれを選んでいる」というような趣旨のコメントを当時していたような気がします(記憶があいまいですが)

僕は、Googleについても、今のインターネット利用において、誰もがあらゆる情報にたどり着けるようになったのは「Google検索」の貢献が大きいと感じています。

ただ、Microsoftのときと今では時代が大きく変わってきているのが事実ではないかと思います。

この記事にあるように、EUは競争法違反でGoogleに対して制裁金を課しています。

実は、この背景に個人情報の扱いは大きく関わっていると、いくつかの記事のコメントでみました。

プラットフォーマーが個人の情報を多く持つことへの懸念がここ数年出てきていて、単純な競争阻害だけでなく「ユーザーの情報を扱って商売をこれ以上広げるな」という世の中の流れの中で出た判決なんだと思われます。

という世の流れの中で、アメリカでも今回の提訴があったということは、同じく単純な競争阻害だけでない「情報の扱い」について待ったをかけるような流れになるかもしれないですね。

実際、Googleの事業分割になる可能性も記事で触れられているので、「情報を1つのところに集めすぎることはNG」という流れなのかもしれない。

ITやインターネットで商売を行うとき、1つのツールやサービスを作るところから始まり、将来的にどこかの分野のプラットフォーマーを目指していく事業拡大はよくあるパターン。

このパターンがNGとなると、今後、どういう形をゴールとしてスタートアップは事業を拡大していくのか気になります。

プラットフォーマーではなく、特定分野にサービスを特化した企業が増えてくるような流れになるのか。

便利と自由と権利のバランスというのは正解がないんだなとあらためて感じました。

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