見出し画像

世界初、旅行の”カタログギフト”を商品化した株式会社AZITO代表、西住祐弥さん

これまでになかった海外旅行のプレゼントを大切な人への特別な贈り物として「カタログギフト」として商品化し、GIFTRA(ギフトラ)というサービスを展開されている西住祐弥さんにお話を伺いました。

西住祐弥さんのプロフィール
センチュリオン株式会社 代表取締役
株式会社AZITO 代表取締役
一般社団法人日本エスコート協会 会長

1988年6月19日生まれ、和歌山出身、大阪市在住
2008年から海外旅行のホールセラー(問屋)に勤め、オーダーメイドの海外旅行手配やサプライズを得意とし、担当した旅行代理店は100社以上、数万人を海外へ送客。国家資格の総合旅行業務取扱管理者取得。2016年退職後、株式会社AZITOを設立。2017年11月に旅行業の認可取得、商号アジトトラベル。原価で旅行を手配する顧問旅行士。

記者 旅行業に取り組もうと思ったきっかけを教えてください。
西住祐弥さん(以下、西住、敬称略) 旅行業と経営コンサルティングをしています。3つ強みがありまして、海外旅行を一つ目はどこよりも安く、二つ目はどんなわがままも聞くことができるオーダーメイドの旅行。3つめは海外旅行の企画、主催旅行ができます。元々、海外事業の問屋、卸売業をしていたので、仕入価格を安くすることができるんです。

記者 旅行に興味をもったきっかけは何だったんですか?
西住 子供のころから毎年、年一回両親に海外旅行に連れて行ってもらったのがきっかけで旅行が好きになったんです。旅行の専門学校へ進学し、その流れで海外旅行の卸売業へいきました。

記者 旅行業を通して、人に提供したいと思うものは何ですか?
西住 旅行って不思議なんですが、同じ場所へいくのに人によって価格が違うんですよ。私の場合、条件が全く同じであれば一番安く提供することができると思います。

提供できる価値としては、同じ旅行なら一番安くできて、どんなわがままも聞くオーダーメイド、お客様がしたい旅行をできる点です。大手旅行社に取扱ってもらえない主催旅行、募集旅行。挙げたらきりがないですが、例えば、婚活バスツアー、激辛バスツアー、海外だったら、生徒さんを連れての英会話ツアー、海外の不動産を見にいくツアー、カンボジアに井戸を掘りに行くツアー、フィリピンに団体で行って現地の子供の歯を診てあげるツアーなどなど。オーダーメイドで何でもできます。

記者 それは強いですね。
西住 あ、今、思い出したんですが、海外旅行をカタログで販売する世界初の商品を自社で開発して、利用開始は2018年の10月ぐらいからなので、まだまだですが、発売前の段階で100万円を目標にクラウドファンディングに挑戦して、110名の支援者の方から達成率506%の506万円集まりました。実績としては、キャンプファイヤーのチャレンジ部門で歴代2位になったんです。

カタログギフトの事業は、大切な人に海外旅行を届けるひとつの手段として広がったらうれしいです。内容はいわゆるカタログギフトなので、すごいシンプルです。あげる人はカタログを買って、大切な人にわたすだけ。もらった人は好きな方面を選んで出発日を連絡するだけでビジネスクラスの旅行に行けるという内容。ご両親に、奥様に、会社の得意先の方に、イベントの景品など、いろんな使い方があると思うんですが、旅行会社へ行く手間もなく、支払いもなく、今までになかった商品かと思います。

特に、今までの考え方だと旅行って贈れないじゃないですか?大切な人にプレゼントをするのに、いつでも出発できて、事前に何も確認せずに渡せるというのが強みの一つかなと思います。

記者 それはありがたいですね! 一番やりがいを感じたエピソードを教えてください。

西住 もともと問屋にいたときはお客さんの顔が見えなかったんです。自分でやり始めてからは、相手が喜んでくれてることが直接反応が分かるというのが魅力ですね。子どもの頃、旅行って年に一回の特別なもの、楽しみにしていたものでした。それが問屋をしているときは1日に何百件も処理していたので、お客様の顔も見えないし、クレームがあっても舌打ちしたりしてました。今は、お客様にとって特別なものだからこそ、細かい指摘やクレームを言われるのも当たり前だと気づきました。それから指摘やクレームもなくなっていきました。直接お礼を言ってもらえるのが、今では一番のやりがいになってます。

記者 今までで一番うれしかったエピソードはありますか?

西住 甲乙つけがたいですが、旅行業を始めてからは、投資家の方からハワイに行く旅行の手配のご依頼を頂いたときに、そこにサプライズを用意したんです。そしたら現地から感動的な思いの込もった文章がLINEで送られてきました。今までいろんな旅行会社を使ってきたけど、一番感動したというメッセージでした。誕生日ケーキ、メッセージカード、バルーン、シャンパンをこっそり仕込んで、実は赤字だったんですけど、わざと、めちゃくちゃお金を使って、サプライズのプレゼントをしました。それが結果的にリピートにつながって、どんどん周りの方を紹介してくださって、本物の人に認められた感じがして本当に嬉しかったです。

あと事業を始める前に一番嬉しかったことは、問屋で働いていたときに初めてボーナスをもらって、それを全部使って両親へ台湾の海外旅行をプレゼントしたことです。オリジナルの日程表をつくって、感謝の気持ちも手書きで書いて、おかんに受け渡した時、おかんが泣いて喜んでくれて、号泣ですよね。親父はそんなに泣くタイプじゃないんですけど、風呂で泣いてたんじゃないかと私は思っているんです(笑)。その感動のプレゼントを商品化したのが、この「カタログギフト」なんです

カタログにしたのは、どうしてもオーダーメイドだと受注数に限界があるし、多くの人に知ってもらうには標準化、マニュアル化、パッケージ化しないといけないので、いろいろ考え抜いた末にそうなりました。

記者 そうだったんですね、そんな経験から生まれた商品だったんですね。感動的だし、すごく良いアイデアですね! 最後に、これからどんな美しい時代をつくっていきたいですか?

西住 カタログギフトを通じて、ぼくが親にしたように、もっと気軽に、簡単に、大切な人に海外旅行が贈れるような文化が普及したらいいなと思ってます。未来は、このカタログギフトの事業が軌道に乗ったらM&Aで売却したいと思っているんです。より多くの人にサービスを知ってもらう為には、自分の手を離れてより資本力のあるところに譲って、サービス内容に今はビジネスクラスしかないけど、エコノミークラスもあったら、もっと手ごろな値段で旅行をプレゼントできると思います。

渡した人ももらった人も幸せになれる、みんなが幸せになれるプレゼントとして広がっていったらいいなと思います。

個人的には、松下幸之助さんに憧れていて、地元和歌山に貢献したいなと思っています。和歌山の人って和歌山が好きなんですよね。
でも、どんどん田舎って廃れていくんですよ。商店街がシャっター街になって、10年たっても景色がかわらない、地元の人も諦めていて、地元が衰退しているっていうイメージを市民全員がもっているんです。一人の力ではどうにもならないので、行政や商工会、団体、地域企業が一つになって、同じ目標に向かって、市民団体だけじゃなく、みんなが手を取り合っていけるように頑張ってます。そんな時代をつくっていきたいと思います。

記者 本当に「多くの人達に幸せを届けたい」という想いが伝わってきました。和歌山の地元の活性化にも取り組んでらっしゃって、地元愛がすばらしいなと思いました。みんなが一丸となって和歌山を盛り上げていくプロジェクト、熱いですね! 素敵なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。

-----------------------------------------------------------------
西住祐弥さんの詳細はコチラ↓↓
■facebook URL
 https://www.facebook.com/yuya.nishizumi
■オフィシャルサイトURL
 https://giftra.a-zito.jp/
----------------------------------------------------------------

<編集後記>
本日、インタビューを担当した泊です。ご両親との感動の思い出から、感動を沢山の人に届けたい、みんなが幸せになれる贈り物として「カタログギフト」を商品化されたお話にとても感動させていただきました。これからもどんどん素晴らしいアイデアで、人たちに感動を与えてくれると期待しています。今後も益々のご活躍を祈念しています。本日はありがとうございました。

この記事は、インタビュー記事掲載サイト「リライズ・ニュース」にも掲載されています。