プロジェクトあるある(97)
本日のプロジェクトあるある:
プロジェクトメンバーを恐怖によってコントロールするプロマネが存在する
プロマネがプロジェクトチームを円滑に回していくためには、チームメンバーと良好な関係を保つことがとても重要です。
プロジェクト管理体系が記載されているPMBOK第6版では、プロジェクトマネージャーの持つべき人間関係のスキルとして、以下の項目があげられています。
・リーダーシップ
・チーム形成
・動機づけ
・コミュニケーション
・影響力
・意思決定
・政治的活動と文化への認識
・交渉
・促進
・コンフリクトのマネジメント
・コーチング
うん、まあどのキーワードも大事だなぁ、と思うものですね。
「動機づけ」というのは、チームメンバーのモチベーションを高めるということですね。
「コンフリクトのマネジメント」とは、簡単に言えば、チーム内でのぎくしゃくをうまく調整して円滑にする、ということです。
これらを満たしているプロマネのイメージって、
みんなを鼓舞して先頭切って旗を持ち、
いつも笑顔で、
なにかミスをしてもやさしく諭し、
時には愛ある厳しい事を言ってくれる
ようなイメージを持ちますよね。
まあ、PMBOKで書いてあるような素養をすべて持ち合わせているプロマネは、まずいないと思いますね。
でですね、プロジェクト管理能力はピカイチ、顧客との折衝も上手なんですが、プロジェクトメンバーにはものすごく圧をかけるプロマネが存在します。
そう、行ってみれば、「恐怖でチームを支配」するんですよ。
プロジェクトのプロジェクトルームに入ると、常に空気がピリピリしています。
そして何かミスがあると、プロマネの怒号が飛びます。なので、エンジニアはものすごい緊張感の中で仕事をします。
ただ、不思議なことにプロマネのマネジメント方法が理由でプロジェクト中チームメンバーから離脱者が出る、ということはないのです。
恐怖で支配する、といっても、プロマネとしての責務はきっちりと果たされるのです。
たとえばエンジニアが何かのミスをしたとしても、お客様に説明するのはそのプロマネさんが行います。決してエンジニアに押し付けるということはしません。
圧倒的な恐怖で支配はしているけど、やることはやっているので文句を言えないという感じですね(笑)
プロマネにはいろんなタイプがいます。世の中には、PMBOKとは真反対の人間関係の対応の取り方をしてもきっちりとプロジェクトを納めてしまうプロマネもいる、という話でした。
私は真似したくないし、する気もないですがね(笑)
それではまた!
日々感謝 m(_ _)m
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