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個人事業主として開業してからの経験を書いておく4(日々の経理処理について)

今回は、実際にクラウド会計ソフトFreeeを使って経理処理を始めてからの事をお話したいと思います。

ちなみに、個人事業主として開業するまでにやったことシリーズでは経理処理を行うためにどんな準備が必要かについて書いていますので、よければこちらをどうぞ。


1.経理作業のほとんどは経費のデータ入力

開業して1か月ほど経過すると、一応月々に発生する一通りの経理イベントは経験できるかと思います。

例えば見積書作成、注文書の受領、請求書の発行、経費の計上、費用の支払いといったところでしょうか。

この中でもダントツで処理量の多いのが経費の計上です。

改めて書きますと、個人事業主として開業した場合、ビジネスに必要な費用は、経費として計上することができます。

この経費は、課税対象額から控除されます。なので、個人事業主は上手に行うことで、節税が可能なわけです。

さて、経費処理の作業そのものはいたって単純です。

簿記も会計も経験したことのない私が、Freeeのルールに従って経費の情報を入力していくだけです。

どの位の頻度で入力していくかは、その人によると思います。

理想的なのは、経費が発生したら都度データ入力することですね。ただ実際にはこれ、なかなか難しいです。

なので、1週間に1回とか、2週間に1回とか、まとめて入力することになりますね。

あまりこの周期を長くしてしまうと、入力する領収書の枚数が多くなってしまって、ひたすらデータを入力しなければならないというつらい思いをします(笑)

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2.勘定科目の判断について

さて、経費としてデータを入力する際、各データには「勘定科目」というものを必ず指定する必要があります。

その費用が何のために使われたかということを分類するためですね。

実は、一番最初のとっかかりにおいて、どの勘定科目を適用するかが難しいのです。。

なぜかといいますと、

適用する勘定科目が、人によって解釈が異なる

からです。

ネットであれこれ検索するとだいたい同じような内容に修練されていくのですが、どの科目にするかは税理士さんですら、その人の考え方や方針で異なるようなのです。

例えば、カフェでリモートワークを行い、Zoom会議に参加した、なんてときのコーヒー代は、なんの勘定科目に含めるべきでしょうか。

これ、打ち合わせが入っているので「会議費」にすべき、という意見もあれば、「雑費」に含めればよいという人もいます。中には、「研究費」がお勧めという意見もあったりします。

このように、一つの行為で発生した経費も、勘定科目の解釈はまちまちなのです。

そこで個人事業主なりたての私たちは悩むのです。

どれが正解なの?

とね。

結局はですね、相談できる税理士さんに聞いてみるのが一番だと思います。でなければ、ネットで調べてこれが一番しっくりくる!というものを使うということになります。

大事なことは、

一度決めたら、同じ科目で統一させる

ということです。

そうしないと、仮に税務署のチェックがはいったようなとき、「私はxxxで統一して管理してます」と言い切れるわけです。

3.領収書は、面倒でもファイルしておく

さて、データ入力した領収書ですが、これまでは確定申告の際、税務署に原本を提出していましたが、平成29年から領収書の提出は不要となりました。

ただし、確定申告してから5年は「自分で」保管をしておく必要があります。

1年分の領収書って、それなりの量になります。なので、例えば束ねて紙袋にまとめてしまっておくとかでも良かったりします。

私の場合は、A4コピー用紙に領収書をのりで貼り付け、ファイリングして保管しています。

こんな感じですね。

領収書

まあ、管理方法はなんでもいいのですが、後に税務署のチェックが入る際、最低限提示しやすいような形にはしておいた方がいいのかなと思います。

4.3年間ひとりで経理処理をやって思う事

現在タカハマプロジェクトは3期目に突入しています。

この3年、経理処理は基本私ひとりでやってきました。

確定申告は2年目から税理士さんにお願いすることにしましたが、日々のデータ入力は自分でやりました。

そして今現在も経費の入力は自分で行っています。

SUICAやクレジットカードで支払った場合、FreeeとAPI連携できるので利用データが自動的にインポートできます。そうすると、手入力を行う必要がないのです。

Freeeって、超便利!

私のように、仕入れが発生せず、自分のスキルに対して報酬をもらうようなスタイルだと、十分ひとりで回せると思います。

ちなみに、領収書のデータ入力まで含めて税理士さんにお願いするという選択肢もあると思いますが、結構お値段が上がるんじゃないかなぁと思います。

見積もり依頼してないのでわかりませんけどね。

どうしても面倒だ、という方はお金で解決するという手もあるのだと思います。

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5.今回のまとめ

日々の経理処理は、クラウド会計ソフトを使えば、あまり苦労することなくデータ入力が可能です。

私の経験からすると、そこまでストレスはなかったかな、と思います。

領収書は溜めすぎると入力がおっくうになってきます。なので、週1回とか月一回とか決めて入力するのが良いと思います。

あと、勘定科目はこうと決めたら、統一感をもたせて処理を行いましょう。

それではまた!

日々感謝 m(_ _)m


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