夏の終わりと憂鬱な日々と
2024/9/9 🌧️
他人の日記やエッセイを読んでいると、ああなんて綺麗で軽やかで晴れやかな言葉を紡げるのだろうという人に出会う。そして嫉妬する。息ができないくらいに。羨ましくて羨ましくて堪らない。なのに、感情とは裏腹にそれを読む手がとまらんとまらん!
誰かの感情を揺さぶることができることへの憧れと、わたしにはそれができない悔しさ、そしてそんな人がこの世に生きているという世界への希望に頭が上がらない。貴方が絶望だと思っている世界で、貴方だけが唯一輝いているよ!貴方だけがこの世界の真実で正解。
わたしも誰かを救いたい。誰かの心を震わせる言葉を紡いでいきたい。
2024/9/10 ☁️
夏は振り返るのに適している季節だと思う。それはきっと、夏は季節の中で唯一、各人の中で好きなタイミングで始められて、好きなタイミングで終わせられるからだと思う。夏の始まりには、自然に由来する決定的な概念がない。勝手なイメージだけれど、桜が咲いたら春、雪が降ったら冬、葉が色づき始めたら秋、じゃあ夏は?人々はきっと、夏を感じるために、海を開き、花火大会を開催し、夏を演出する。夏の思い出は、主体的なものだから、今年の夏はこんなことをした!っていうのを振り返りたくなってしまうのだと思う。
ここ数日、「もう秋だね〜」という会話をよくする。35度超え続きだった先週までと比べて、30度前後の日が増えたから。まさか、30度を涼しいと感じる日が来るなんて! わたしたちが小学生の頃、十数パーセントだった学校の冷房の設置率も今では90%を超えているらしい。そりゃこんな暑さじゃ! それでも、体感温度の常識を変えてまでも、夏を終わらせたがる。秋に進めようとする。わたしの、わたしたちの、日本人としての心は常に四季に生きている🎐🍃
2024/9/11 ☁️
慌てて夏を終わらせようとして『若者のすべて』を聴いたからかもしれない。もう二度と会わないであろう人に再会する夢をみてしまった。ベッドの振動で目が覚めた。朝だった。強引に夢から引きずり出されてしまった。もう二度と会わないであろう人、と最後に会った時のように。夢の中でもわたしは未だに追いかけていた。もどかしかった。ないかな。途切れた夢の続き取り戻したいのにな。
『若者のすべて』って曲調がすごくしんみりしていて切なくて儚いけど、歌詞だけみるとハッピーエンドなんだよね。
2024/9/12 🌙
人生って、「このために生きていたんだ」って思える一瞬のための物語だと思っていて、そして今日の夜がその一瞬だったのだと思う。もしかしたら普段だったらそんなことないのかもしれないけれど、精神的に参ってしまっていたこの頃だったから余計にそう感じたのかも。こういう日は長生きしたくなる。人生にはまだまだ楽しいことがあって、救われることがあって、わたしのこれからの道にもそういうのが転がっているはずだから。そこに辿り着くまでの道のりがあまりにも凸凹で生きるのがとてもとても辛くなってしまう日ばかりだけれど。
2024/9/13 ☔️
あーあ。もうだめだ。また始まった。ひたすらに涙が止まらない。楽しいことをしていても好きなことをしていても、全く楽しくない。身体が重くて動けない。ふらふらする。人と目が合わせられない。前を向いて歩けない。息ができない。いったい人生どこで間違えたんだろう。
わたしは本当に人間が向いていないのだと思う。魚が陸の上では息ができなくなってしまうのと同じで、わたしがこの世界で息をするのはあまりにも困難で苦しい。ここはわたしが生きる場所ではない。わたしがわたしらしくいれるところへ帰りたい。
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