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天命追求型の生き方を応援したい

天命追求型の生き方とは・・・?

目標や夢は追っていけば達成する確率は高いです。
しかし、達成した後はどうでしょう。
そこで満足してしまい、次の目標を見つけてやろうという気持ちになれるのでしょうか。

特に現在の人たちは〇〇を達成するために今日は〇〇しよう。という目標達成型の生き方の人が多いのではないでしょうか。

この生き方も否定するわけではないのですが、このマインドでは、今日という日をどれだけ大切にしているのかと疑問が出ます。

将来ばかり見てしまい、「今」という時間の大切さを見失っている気さえします。もっと「今」という時間を大切にしてほしい。心のまま生きてほしいという願いから自分の教育論もいれて書いていきます。

私が実践した天命追求型の生き方

「置かれた場所で咲きなさい」
私がコロンビアに行く時に恩師からいただいた言葉です。コロンビアという赴任先が決まった時は、愕然としました。
ネットで調べると麻薬、誘拐等。とにかく悪い印象しかなかったのです。さらに家族を連れて行かなければいけない。
家族に何かあったらどうしようと不安で仕方なかったですが、この言葉をいただいてからは、「いろいろ考えても仕方ない。とりあえず行ってみてそこの土地に合う生き方をしていこう」と決心しました。
実際に行ってみると治安も良いし、みなさんとても優しい。でもやることが多すぎて、よくわからない状態が続きました。それでも1日1日精一杯生きていくと環境にも慣れ、人にも恵まれ、3年目には最高の生き方をすることができました。

また、コロンビアから帰国時には、日本の公立中学校で勤務しました。勤務してみるといろいろな課題が浮き彫りになってきました。その課題一つ一つに前向きに向き合いました。
目標を掲げることも大切かもしれませんが、私の場合はまずは行動して示していました。「とりあえずやってみる。」これを大切に自分ができる限りのことを精一杯やっていました。
するとその様子を見ていた、周囲の人が自然と私の周りに集まってくれ、協力してくれるようになりました。
周囲の協力もあり、自分のクラスや学年のことはうまく回りだし、余裕ができたので、それ以外の部分にも目を向けることにしました。
するとこの学校や地域の課題点が見えてきました。
「とにかく学校へ行けない子どもの数が多い。」
そこで、今度は学校へいけない子どもたちのためにできることは何かないか模索するために地域へ出向きました。
すると地域の方たちの中でも学校へいけない子どもたちのための居場所を作ってくれている人たちがいることに気づきました。
同時に学校の先生でここまでやれる人やこのような子どもたちのことを理解できる先生はいないのだろうと感覚で感じて、ひたすら仲間集めをしました。
そして作った組織がこちらです。

夢みる小学校の上映会で共感したメンバーで集まったグループです。
メンバー一人一人が思いをもっているので、とても居心地の良いグループです。
そこからも感じるところですが、自分の思いや感覚で動き続けることで、自分と同じような感覚の人たちと出会えます。
それをせずに頭で考え、計画してばかりで動かなければきっと物事は発展していきません。
とにかく心のまま動いてみる。
それができると自然とものが進みだす気がします。

天命追求型の本からの学び

参考にした本

日本人の生き方の本質
「和の心」を磨き、天から授かった稲穂を育て、実らせながら、まわりを幸せにする。

「和の心」とは
素直なこころ
困難に立ち向かう心
思いやりの心
「稲穂」とは
私たち一人ひとりが、この世に生を享けた時に、天から授けられた性格、能力、持ち味、才能、天分のこと。
日本人の生き方の本質を理解して生きていけるとあらかじめ頭で考えた目標に、辿り着くのではなく、あなたの想像を超えた、天から授かった役割へ誘われていく。

上記の本から引用

「受けて立つ」
たとえそれが自分の苦手な分野であったとしても、何が起こっても、受けて立てる自分であるように、日々、自己を研鑽していく。
今日、何が起こるかわからない。
明日、何が起こるのか、わからない。
その一瞬一瞬を100%素直に受け入れて、今できる、最高のことをやり続ける。
その中で自分の天分を磨き、稲穂を育て、成長した稲穂が実れば、その恵を分かち合う。
自分に与えられた現実を、100%素直に受け入れる。つまり、与えられた環境を丸ごと引き受ける覚悟を持ち、天命に運ばれていく勇気を持つ。
自分に与えられた環境を、単に受け入れるだけでなく、それが、自分の稲穂を育てるのに、最高の環境なのだと信じること。それが「自分の運命を愛する」ことにつながる。

上記の本から引用

「一歩引く大切さ」
自分からリーダーになろうとするのではなく、常に己を磨き、人のために尽くす。期が熟すまで、ひたすら己を磨く。
そうすると稲穂が育ち始める。稲穂が育つとふさわしい役割が自然と向こうからやってくる。
自分から狙いすまして、取りにいくよりも人に引き立てられ、応援されて、その風にのって運ばれていく。
己を磨きあげていくうちに、自然と誰かから声が掛かるようになる。
そこまで、まずは、今、いる場所で、今、やるべきことに、素直に向き合い、全身全霊を尽くす。
そしてご縁をいただいた人たちを通して、あなたにふさわしい役割がやってくる。
現代人は、すぐに結果を出したがり、己を磨き、高める期間を待てない人が多いように感じる。
期が熟すまで今与えられた現実を受け入れ、感謝して、今、できる精一杯のことをする。
そのような姿勢が「運ばれる生き方」を実現させる。

上記の本から引用

日本が本当の豊かさを実現するためには
私たち一人ひとりが、「和の心」を磨きあげ、天から授かった稲穂を豊かに実らせた時。
寄り合わせた「和の心」は、大きな和の心となる。
それが「大和心」。
つまり、大和心は一人では持つことができない。
それぞれの稲穂を寄り合わせることで、瑞々しい稲穂の国となる。
一人は全体を幸せにするために、天から授かった稲穂の成長を志し、全体は一人ひとりの個性を認め、敬い、話をもって貴しとなす。

上記の本から引用

「温」と「凛」の祈り
「知らせ」
力で相手をねじ伏せるのではなく、自らの人間力を磨き、高め、人々の心、天の心を知り、徳をもって世の中を治める。
「幸きくませ」
あなた自身が幸せでありなさい。

上記の本から引用

最後に


天命追求型の生き方にあるように日本人としての生き方を大切にできる人たちを育てたいと思いました。
現代は先が見えないと言われています。
正直日本の教育や日本という国に不安を覚えている人たちもいるのではないでしょうか。
だからこそ、もう一度日本という国を見直す必要があると思いました。
私は日本、そして自分が生まれた地域が大好きです。
日本は世界中の人に誇ることができる本当に素晴らしい国です。
そのような国にしてくれたのはいままでこの日本を支えてきてくれた人たちがいるからです。
だからこそ、もう一度原点に戻り、日本という国の素晴らしさを世界に発信しましょう。
日本の本来の教育を創造していきましょう!

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