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推し事にも色々ある


他人の好きを否定しない

最近は推し活の幅も拡がって、楽しみ方も増えた。
ただ、一部では推し方に「正解・不正解」「正義・悪」みたいなジャッジがされているのも否めないそうで。

誰がどんな推し活をしていても良いと思うので、今回は有名なアイドルさんを推す点において個人的視点から幾つかのカテゴリーに分けて、思いのまま書いてみます。


同担への考え方

  1. 共感できる人が欲しい
    SNSで一番多いんじゃないかと。同担を愛でたい、同じような思いを持つ人と話したい。フォローとフォロワーの関係値。リアルな友人関係に発展する場合もあるかと。
    聖地巡礼をしたいとか、意外とそういう場所で声を掛けられてから繋がる場合もある。

  2. 承認欲求や影響力への貢献
    著作権の侵害や違法なアップロードも横行していると思いますが、グレーなことも多いので、拡散は推しの活動や知名度を広げる行為として有効。聖地巡礼や広告展開、イベントに参加など、推しに迷惑をかけることなく上手に推し事をすることで認知度があがったり結果的に訴求に繋がっているのなら、それは凄いこと。
    インフルエンサーの人とかも「◯◯推し」みたいな事を公表してたりするので、そういう人が世に発信していることで賛否もあるけど、自担が広まる!と思えば許容できる幅は広がるかも知れない。
    ※匂わせみたいなことは、別です

  3. 推しへの愛は自分だけ
    同担拒否。これが悪いとは思いませんが、誰かの気持ちを踏み躙るのは違うかなと思います。拒否なら、関わらなければいいだけなので。近づいてくる人を傷つけずに遠ざけることも出来るはず。

様々な人が、様々な考え方を持って、推しを推している。


購買意欲と経済力

  1. 全部買う
    CD・DVD、雑誌、公式グッズ、推しとお揃いのもの等。最近だとアンバサダーやイメージキャラクターという場合もあるので、そのブランドやメーカーの商品も買うとかでしょうか。
    とにかく全部買う人は、経済効果の一端を担っている訳で凄いことだと思います。好きで買うなら、買えるなら、それでいい。

  2. 選択して買う
    金銭的に余裕はないけど「これなら買える」「これは欲しい」を選択して自分にとってのベストチョイスをしたり、全部買えたとしても「欲しいと思うものだけ買う」場合もある。
    好きなものを、心の動くものを、選ぶ権利はその人にしかない。

購買意欲と経済力は必ずしも比例しない。
だからこそ、誰の推し方も否定しない。


記録と拡散がもたらすもの

  1. 数字から見えること
    顕著なのはセールスや動画配信サービスでの再生回数の記録。
    国内であれば、やはりCDなどの売上やコンサートの動員数や公演回数といったところでしょうか。記録的・驚異的・初の快挙という見出しが世間に出るだけで、SNSにもすぐ反映される。
    YouTubeなどで再生回数や同接数が話題になれば、海外も一気に視野に入る。ストリーミングやサブスクといったものでバズれば更に注目を浴びる存在にもなり得る。

  2. 影響力を感じやすい
    メンバーが多いと、全員を認識してもらうのは時間が掛かるけど1人でも抜きん出たらグループ名の浸透は加速する。SNSに疎い世代でも、TVや新聞という媒体から知ることになるのだ。
    また、企業に選ばれれば商品のプロモーション活動で街中にもポスターや電車内広告なども展開されて顔と名前が広まる可能性が上がる。

  3. “にわか”が増える
    国内での地位確立を目指すならば、確実に“にわか”が増えなければならない。なんとなくの興味、なんとなくの関心、TVやネットで見るくらいの人が増えれば「国民的」「誰もが知ってるグループ」となるのではないだろうか。
    それこそ「国民的」な番組に出演したり、「話題の作品」に呼ばれたりもあると思うけど、“にわか”ほどふわっとした存在を増やすということは相当大変なことだろう。

推しが何を目指し、何を求めているのか、そのために出来ることは何か。
推し事とは、自己満足だけでは終わらない。


推しへの思い

「迷惑が掛からなければ」というベースの下ですが、リアコなファンもいるのがアイドルという存在なので、届かないと思っていても絶望したくない気持ちも理解できる。

だからこそ折り合いは、自分でつけるしかないのが現実です。
偶に見掛ける「担降り宣言」とか、最後に言わせてあげて欲しいなと思ったりもします。
けじめ、感謝、絶望みたいな理由を自分の中で留めて置けない人もたくさんいるでしょうし。
「言わなきゃいいのに」ではなく「最後に吐き出しちゃえ」みたいな。

普段から元気も笑顔もいただいてるから、純粋にこれからも応援したい!と思っている人からすれば「え?」って話かも知れませんが。
誹謗中傷ではなく、あくまでも気持ちの整理という観点ならナシではないかも、という話。


とても端的に、とても複雑に

推し事も、視点を変えれば色んな見方・やり方がある。

  • 自己満足と他者満足のラインは必ずしも同じではない

  • シンプルだけど、エネルギーもお金も使う

  • 無理したい人もいれば、自分のペースを守りたい人もいる

  • 推しに出来ることは何かを考える

  • 推しは推せるときに推せ、これはご尤もだと思う

まとめるのは下手なので、本当に思いのまま書き進めました。
これが現状の持論。
身勝手にではなく、楽しく推しのいる生活を送れる人が増えたらいいな。


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