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小さいころ、地域行事で周りの大人にプチ差別されていました

田舎出身者の苦悩として、「生まれる前からあった実家のしがらみに生活の一部が左右される問題」というのがあります。

親もしくは祖父母が、その地域の人と仲がよければいいんです。お祭りとかも積極的に参加できるし、ほかの大人からもチヤホヤされるから人馴れするし、大人になってからも比較的帰ってきやすい。

しかし、うちはちょっと違いました。お祭りの笛の練習で先生役の大人に質問したら無視され続けた、みたいな小さなことではあります。でもね、子どもながらに「なんか地域のおじさんと仲良くできない」という感覚はあったんです。

それから十数年越しに驚きの事実を知りました。現在村でお偉いさんになっている人と祖母がとても仲が悪いらしく、今も引きづっているとのこと。祖母は認知症で覚えてはいないでしょうけどね。

母は昔から地域行事にはほとんど参加しておらず、そういうのも不満に思われていたのかもしれません。うちは父と生まれたときから別居しているため、母の言い分もわかります。多いときは仕事を3つも掛け持っていましたからね……。


まあ、結局はただの言い訳です。人のせい、生まれてきた環境のせいにしている実感はあります。

ただ、学校では家にいるよりものびのびしていたのに、地域行事になるとビクビクしていたという過去と向き合いたかった。結果、周りの大人からプチ差別されていたということに気がつけてよかったです。ああ、腹立たしい。

どういう環境であれ、自分でどうにかすれば地域に馴染むことも不可能ではないでしょう。しかし、今現在は努力しようという気には一切なれません。

地方から移住してきた人のトラブルもよく聞きますけど、生まれ育った地元の人間でも、こういうちょっとしたトラブルは頻繁にあるんでしょうね。自分たちだけで収まればいいものの、子どもにまで波及する案件も含め。

「人間とは」みたいな、哲学的な話に発展しそうなので今日はこの辺で終わります。争いはどこに行っても尽きませんね。


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