日誌「昭和のなかで考える平成と令和」
令和ですってね。響きが良いなって思った。
一方で、平成が終わる。この“平成最後の”というムードが嫌いな人もいるだろう。
僕は、平成生まれとして、この感じは好きだ。
家族や友人とそれについて会話が生まれたり、気付かぬうちにその中にいる人もいるのではないか。お祭りみたいなもの。
平成もさぞ喜ぶと思う。
僕の祖母はあと数年で90歳になる。NHKの大河ドラマを楽しみにしているが『いだてん』は興味ないらしい。
約90年も時代を生きてきた祖母からしたら、明治は遠い存在ではない。だから、大河に値しないのかもしれない。それが少し面白かった。
そうやって時代は折り重なる。いずれ僕らも死んで、その上に新しいものが生まれる。いつか、大河ドラマに2020年の東京オリンピックをテーマにした話がくるかも。宮藤官九郎ジュニアとかが原作で。
もちろん、何も変わらない。今も子どもは楽しそうに走り回っているし、月初の仕事量に頭を抱える人もいる。
相変わらず、僕も昭和に建てられた食堂で昼ごはんを食べた。今日は焼き鮭定食。
とにかく、次の時代も平和で、みんながわりと幸せで過ごせますように。