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日誌「自分の中にある僅かな“風情”」 #788

昨日の日誌『やはりもう夏なのではないか』は一体なんだったのか。そろそろカーディガンをクリーニングに出そうと思った矢先にこれである。朝からご機嫌に寒い。アイスコーヒーを淹れるのに慣れてきたぐらいだったが、ホットコーヒーに逆戻りである。そういえば毎年こんな感じだった気もしなくはない。ある種、人間の体調や気分のようにこの季節の気候は一進一退する。

昼になると雨が落ち着いてきたので、カメラを持って外に出た。雨は好きになれないが、雨に濡れる紫陽花は綺麗だと思える。これが自分の中にある僅かな“風情”か。こういう日は億劫になって外に出ないことが多いが、いざ出てみると発見があって面白かったりする。ちなみに、野良猫は様々な家の屋根の下で雨を凌ぎ、とても寛いでいた。その日暮らしのプロすぎる。

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