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Worthy Mongolian Graffiti 【2019 Mongolia trip day4】

モンゴル4日目。

実は前日の朝に「日の出がすごかった!」という話を聞いて、しまった自分も見れば良かったー!と後悔したので4日目の朝にトライ。
めっちゃくちゃ良い。

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実はモンゴルに来る一週間前に富士山に登ってご来光を見たのですが、陸の地平線から登る太陽の方が自分にはぐっと来たかもしれない。

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朝日と並ぶゲル。すべてが幻想的。

なぜかゲルの目の前には足を縛られたラクダが鳴いていた。
これもまた幻想的。どうやら夜の間にどこかに歩いていかれないようにするために片足だけ縛るそうです。なるほど...

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そんなこんなで今日も出発。

このドライブ旅の大目的であった砂漠も達成したので、今日は空港方面に戻る道を走ります。

今日も変わらず壮大な景色。もうだいぶ見慣れたなー

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こういった山際の崖には野生のヤギがいるらしく、ドライバーさんが見つける度に車を止めてくれて、また我々には捉えられない何かを見ろと熱心に支持してくる。

「別にヤギは見飽きた...」という感じなんですが、どうやら家畜ではない野生のヤギを見つけられるのは珍しいらしいです。野生のヤギは弱いので弱肉強食のモンゴルでは生存が難しいらしくなかなか見つけられないとかなんとか

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今日はバッチリみれました。
ヤギは高いところが好きらしく、塩分を舐めたりするために断崖絶壁に登るのは有名な話。あと死に際には崖から投身自殺をするらしい。マジか。

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今日も水飲み場は賑わっている。
バイクに乗って家畜を追い回している子供にチンバーが話しかけていたので何を話していたか聞くと、「彼は日本ではまだ義務教育の年齢だった」とのこと。学校に通わずに家の手伝いをしていた勤労少年だった。バイクに乗っていたが道路ではないのでセーフ。

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次に車が止まったスポットもなかなかマニアックな場所。

大昔の遊牧の人々が落書きをした石。つまり太古の壁画(?)の歴史的な観光スポットらしい。やばい、価値が全然わからん

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落書きっぽいものは「ヤギ」

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表面が少しオイリーな感じがする石で、たしかに強く削ると表面が剥がれて良い感じに絵などを書けそう。というか実際に大昔の人々、絵がうまいな。羊やラクダとすぐに分かる絵もあって、このあたりでは大昔から今と似たような生活をしていたのかなーと感慨が深かったりそうでもなかったり。

マジでその辺りの岩に無造作に書かれているので、「最近誰かがいたずらで書き加えたのでは...」と思わなくもない。ただの山の上の石切場のようなところなので、もちろん監視するような人もいない。騙されてないよね…?

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なかなか謎スポットではあったが、相変わらずめちゃくちゃ見晴らしの良いきれいな場所だった。ゴビはトレッキングに困らない。

そして今日のキャンプ地。ゴビでの最後のゲルキャンプ。

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15時。かなり遅めのランチ。もうこの数日は何を食べてもうまい。

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今日のゲルは入り口の戸に南京錠も付いててセキュリティーもバッチリ!

荷物を置いて自然保護区域みたいなところへお散歩。

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渓谷のようなところをひたすら歩く。景色が完全にアジア離れしてるんだよね

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この渓谷の奥には冬だと大きな自然の氷の塊があり、それが有名な観光スポットらしかったが、今は夏シーズンなので川が流れているだけだった。でも十分にマイナスイオンを感じる散策になった。

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いやー、明日にはウランバートルに戻るということもあり、安心したのかもうさすがにこの日あたりはクタクタでした...


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さっき食べたばかりだけどキャンプ地に戻ったらすぐに夜ご飯。最終日にようやくちょっと癖のある肉料理がでた。羊肉かな?

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このキャンプ地には本当にさまざま国の人が泊まりに来てた。隣は謎の多国籍グループ。1秒も静かになることなく話しまくっていたのでちょっと怖かった。


空港から1hほどの距離の、街に近いキャンプ地なので、電気もバッチリ、施設もピカピカ。お湯もジャバジャバ出たのでシャワーを遠慮なく満喫した夜。人間には熱いシャワーが必要だ。

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始めての電灯がたくさんあるキャンプ地。「夜も明るい」というだけでこんなに明るい気分になるなんて。

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もう明日の朝には都会に帰るのだけど、初めてゲルの中までコンセントが配線されていたのが嬉しくて手持ちデバイスを全部充電。これまでのゲルは共同食堂にある共有コンセントで宿泊者全員で交代で充電していたので高価なカメラを放置出来ないし、大容量の外部バッテリーなどを独占して充電するのも気が引けていた。充電し放題がとても嬉しい...!

短いようで長かったゴビツアーもこれでおしまい。
写真で出しているところ以外は常に車に乗っていたので流石に体力の限界に近い。とくに自分は座って寝れないタイプなので、社内では寝るというか疲れ切った挙げ句にほぼ気絶していた状態に近いような気がする。歳をとってからでは体力的に到底耐えられないルートだったので今これたのは幸いだった。
意外にびっくりだったのは人権である電波がわりとどこでも届いていたこと。遊牧民もスマホをもっているらしいし、ゲルの中にはテレビもあった。PCこそ一度も見なかったがインターネットはもうここまで地球をカバーしている。
言葉の壁と、キャンプ地の受け入れキャパシティーさえ揃えば日本人にも大人気の観光地になりそう(日本から飛行機で5時間だし。)
どこを切り取っても景色は映えるし、清潔感の感覚も全然日本人の許容範囲内だと思う。夏はたしかに陽は少し強いが気温は熱くなく空気もカラッとしているので日本の夏よりよほど過ごしやすい。冬はマイナス30度くらいになるらしいが。
ゴビに旅行に行けるチャンスがあったらぜひ若いうちに!

モンゴル旅行記(2019.08.17 - 08.24)

Day1:City Like a SimCity Novice|ウランバートル散策その①
Day2:Full Score Day|ゴビをドライブ1日目
Day3:My Best Desktop Picture|ゴビ砂漠を歩く
今の記事👉 Day4:Worthy Mongolian Graffiti|歴史歴な石碑を見る/渓谷散歩
Day5:Tapioca Rebellion|ウランバートル散策その②


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