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Tapioca Rebellion 【2019 Mongolia trip day5】

ゴビともおさらばする朝が来てしまった。そしてこの旅のブログもこれが最後です。

飛行機が午前中の便なので、今日も日が登る時間に起床。「ゲルと日の出」の景色ももしかすると人生でこれが最後かもと思うと感慨深い。

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"夜明け前が一番暗い"

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本当にまったく遮るものがないと日の出がどの位置からでも見える。

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さー、ウランバートルに帰る!

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昼過ぎにウランバートルに着いたのでまずはお昼ごはんを食べにいく。

一日目に回った広場を横切る。今日は今日とて結婚式の前撮り的なものをしていたり、学生の卒業式的なことをしていてカオスだった。まぁこんだけ天気いいしね。なんでもありなのに慣れてきたぞ。

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さて、久々の都会で何を食べるかは重要なのです。
やってきたのは火鍋のお店。めっちゃ高級店ぽく見えるな...

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電気コンロがそのままテーブルに埋め込まれて面白い。タッチパネルのように電源のon/offができる。日本でもこういうの見たことないぞ?日本より先進国である。

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我らがチンギスビール!ただいま!
文明圏に帰ってきた喜びの反動で、絵に書いたような暴飲暴食をする我ら。めちゃくちゃ美味しかったし、一人1500円くらいだった気がする...物価がすごい。

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ウランバートル市内は交通量の激増も問題になっている。解決策として、車のナンバープレート番号が偶数の車は◯曜日とx曜日だけ市内に車で入ってok、奇数車は△曜日と□曜日、というようにざっくりと交通量を半分にしている。道路の所々に警察がおり、約束を破ったドライバーはその場で罰金が課される。お酒大好きなモンゴル人は飲酒運転もまああるらしいので、そのチェックも兼ねてる(一緒に呼気チェックされる)。飲酒運転でも日本のように即逮捕ではなく、免停と高額の罰金。ちょっと甘い。

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おおよそ日給の半額くらいの金額らしいので、ほとんどの人はこのルールを守っている。かなりアナログかつシンプルだけど低コストできちんと効果がでるから賢い。日本の都内のように地下鉄を作る計画などもあったが、それはそれで工事で道路封鎖をしてさらに渋滞をつくることになるので今の所やってないらしい。都市計画が人口増加に追いついてない悪循環。
車がダメならバイクでいいのでは?と思ったが、ウランバートルは冬はマイナス気温になるので、夏は良くても冬は車必須なのでやっぱり解決には遠そう。
更に直接的な解決策として、ウランバートルのほど近くに新しい国際空港を建設し、そこに第二のウランバートル規模の街を作る計画らしい(これは進行中)。新しい街の都市計画には日本の企業も協力しているとかしていないとか。

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モンゴルでは「日本ぽいもの」は謎の信頼感があるらしく、日本のブランドかと思われるお店をちょろちょろ見かけるのだが、全部中国orモンゴル企業である。ウランバートル市内に何件か見つけたこの「メイソウ」というお店はロゴはユニクロ、目指している雰囲気は無印、しかし実際に売ってるものは3COINSっぽいというハイレベルな融合が行われたお店。めちゃくちゃおもろい。日本の小物ブランドを調査したんだなーと思われる雰囲気が随所から感じられる。あとnikeのパクリの"nife"というブランドもわりと見かけた。

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どこからどう見てもスタバだがスタバではない。モンゴルにはいまのところスタバもApple Storeも1店も出店していない。チンバーは鉄の心臓を持つ男なので中に入って店員に、「ここってほんとにスタバ?」と堂々と聞くが、店員も「スタバ公式で仕入れた豆を売っているだけ(公式スタバではない)」と返す。これは本店にバレたらマズイやつなのでこのnoteで見たことは忘れてほしい。

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朝青龍が購入した文化ホール。彼らは本当に偉くて、日本で稼いだお金で自分の国にこういった建物や学校を作ったりして運営している。モンゴルでもやっぱり有名で、敬われているらしい。

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朝青龍のホールの真隣に経っているのは白鵬が立てたマンション。ウランバートル市内で一番値段がお高いらしい。日本式らしいが、モンゴルでは日本式となると何でも値段が2倍になるイメージがあるとかなんとか。

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チンバーいわく、「ウランバートルの渋谷」的なところまで散歩にきて、この辺りで御飯を食べることに。

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バイキング的なお店にやってきた。好きな野菜やお肉、ソールをボールに入れて置いておくと、中央で剣(書き間違いじゃない)と大きな鍋で焼いてくれる。曰く、日本のすき焼き(期限は、鋤で肉を焼いたかららしい)的な発祥の料理らしい。ジャグラーのように剣を回しながら焼いてくれるので見ててとても楽しかった

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ただ、味はお察し。いかんせん具材とソースは自分で選ぶので、料理ができない人は味のない野菜炒めみたいなものが出来上がるのみ。

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せっかくのウランバートルの渋谷なのでビールでも飲みに行く。

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個人的に結構びっくりだったのが、10歳以下の小さな子どもがたくさん、何故か24時近くに広場で親と一緒に遊んでいたこと。散歩とかではなく、ミニカーや一輪車を持ってきてガッツリと遊んでいたし、何ならミニカーなどを貸し出す商売人もいたほど。チンバーに聞いても、「まあいいんじゃない?」という感じで、スルーされた。もうモンゴルも最終日近いというのにまだ驚くことがあるのか。

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さて、唐突だが、モンゴル旅はここで終わりである。

なぜなら、この日の夜から吉田が重度の腹痛によりモンゴル最後の1日の記憶がないからである(死)

遊牧というのはモンゴルといえど、ゴビ砂漠などのドデカイ土地がある地方の方で行っているものと思っていたら、実はウランバートルから車で30分ほどの近郊でも遊牧可能エリアとなり普通に行われていた(市内では遊牧はさすがに禁止)。普通に牛や山羊が道路にも我が物顔で闊歩している。
そんな感じで街から離れると自然いっぱいなので、最終日、本当はチンバーに車でウランバートル郊外の自然公園みたいなところに連れて行ってもらって乗馬などを嗜むつもりだったが、薬を飲んでも一向に回復せず腹痛に苦しみながら車の中でずっとうずくまって寝ていた...

思い返すと、同行者たちとはずっと同じものを食べていて、唯一、自分だけが口にしたものはこいつです

タピオカ、、、お前が裏切ったんか、、、

ちなみにこの腹痛は帰国後も1週間ほど続く重症でした。海外でお腹壊すのも人生初だったのでいやはや。やっぱりペットボトル以外の水は飲んだらダメらしい。

最終日に死んでいたのが唯一無念でしたが、本当に本当に楽しい旅だった!旅の一番最後の写真はチンバーと奥さん。Thank You!

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一年経っちゃったけどやっと書けたぞ!


これは吉田が派手にお腹を壊したことを知られ、誰にも売れなかったモンゴル土産たち

終わり

モンゴル旅行記(2019.08.17 - 08.24)

Day1:City Like a SimCity Novice|ウランバートル散策その①
Day2:Full Score Day|ゴビをドライブ1日目
Day3:My Best Desktop Picture|ゴビ砂漠を歩く
Day4:Worthy Mongolian Graffiti|歴史歴な石碑を見る/渓谷散歩
今の記事👉 Day5:Tapioca Rebellion|ウランバートル散策その②

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