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My Best Desktop Picture 【2019 Mongolia trip day3】

モンゴル3日目。めちゃくちゃ清々しい朝。

ゲルのベットでも普通に寝れたし体調もバッチリ。今日はついに砂漠に行くぜ。

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ゲルの周辺を写真を撮りながら散歩していると発見。オフロードバイクでツーリングしてる人たちもいるらしい。ちなみに町やキャンプの近くじゃないとネットが繋がらないのでgoogle mapとか使えない。自分の現在位置がわからなくなったらどうなるんだ...

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心が洗われるかわいいゲル群。どこを切り取っても映えてしまう。

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共同の食堂で朝食。パンとかシリアルとか野菜とかなんでもあるのでお腹いっぱい食べる。今日も一日長いのだ。

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出発前にゲルの前でいい感じの同行者二人を撮る。


出発。ちなみにこの日はひたすら車に乗ってたな。

走り出してすぐにラクダの群れ。これも遊牧家畜のラクダっぽい。みんなで日光浴してるみたい。

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遠くに点々と羊が見えるが、昨日見たのとは比べ物にならないくらい多い。かなり大規模な遊牧民のものらしい。

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給油所はこんな感じ。お店のスタッフはおらず、利用者は一台づつ列を作って自分の番になったら自分でガゾリンを入れる。皆ゆっくりしてるので結構時間かかった。

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遊牧家畜用の水飲み場付近でドライブ休憩。ここは休憩場所となっているようで小さな出店が出ている。これも主に観光者向けで、きれいな石や手作りのネックレスなどを売っている。

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手汲み式の井戸。これが井戸だよーとチンバーに見せてもらっていたら...

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遠くからやってきた遊牧御一行にあっという間に囲まれる。本当にものの一瞬だった...

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待ってたらまだまだ増える。めちゃくちゃ圧巻。ビビる。

遊牧家畜はだいたい羊とヤギがセットになってるっぽい。ヤギの方が賢いらしく、羊は井戸についたら一目散に集まって水を飲んでいるが、少し後ろでヤギの集団は順番を待ってあげてる。ヤギがいることで羊もまとまって行動が出来ているらしい。共生(?)ではないが面白い関係性。

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ウランバートル市内でもビビるほどたくさん見かけたプリウスはゴビでも人気。というか遊牧家畜もプリウスで追いかけ回してた。これが21世紀の遊牧スタイルらしい(マジ)

井戸を後にする。もふもふをたくさん見れたのでとても良いタイミングに立ち寄れて良かった!

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また少し走るとドライバーさんが車を止め、ガゼルが向こうを走ってるから見ろというのだが全く見えない。やはり地元の人は異常に視力が良い&動物の認識能力が最適化されているようで何かが見えているらしいが我々は全く見えない。スマホの望遠ズームなどを駆使するなどして頑張ってようやくそれらしきものが動いてるのを見れたが、やはりそれが何なのかはわからなかったという。この後もこういうことがN回起こる。日本人はもう野生ではいきていけない体になってしまった…

さらに走ると「砂漠が見えてきた!」と言われる。たしかに微かに砂漠っぽいエリアが遠くに見える。というか、あたり一面が砂漠かと思いきや、山と草原の間に「砂漠エリア」が出現するという予想と違う砂漠だった…!なぜそんな分布をしている?
(↓写真中央に帯状に白く横切って見えてるのが砂漠エリア)

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砂漠に行く前に先に本日のキャンプ地へ。今回はマッドマックス仕様。

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かなり街から離れて僻地に来たという感じもあって、昨日のキャンプ地よりは全体的に少し施設の古さを感じる。共同食堂もやや小さめ。水道の水も節水モードとなっていて、シャワーなどもチョロチョロとしか出ない感じ。

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ご飯はあいかわずうまい。ご飯の心配がずっとないのは嬉しい。

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馬の骨のサイコロ。昔はこれがスランダードだったらしい。出現分布に恐ろしい偏りがありそうだが...


荷物を置いてついに砂漠地帯に向かう!

砂漠の手前に付くと、ゲルでリアル遊牧民スタイルで生活している人たちのお家を少しだけ見学させてもらった。この家はラクダを飼っていて、観光客向けに体験ライドをサービスしているらしい。

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ソーラーパネルで電源を取ってる。ゲルの中にはテレビもあった。洗濯物はゲルの上に置いて干してた。すぐ乾きそう。

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砂漠を背景に洗濯機を回す人。サイバーパンク感ある。洗濯機には発電機がつながっており、水は井戸から汲んできてるみたい。普通に洗濯機回してる。

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遊牧民のゲルの中に猫が気持ちよさそうに寝てた!猫様はこんなところにも同じ姿でいるんだな、逞しい。外には犬も何匹か飼われてた。

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さてラクダに乗るか!

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ラクダはとてもおとなしいのだけど、背中に乗ると目線が2倍くらいの高さになるのでやっぱり怖い。あと謎の緑のよだれをダラダラ垂れ流してるので謎の怖さもある。

砂漠までの少しのルートをラクダで移動(車でも移動できる)

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この砂漠はどこまで繋がっているのか...

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ラクダとはここで別れて砂漠の山を登る

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砂漠には放畜されてるラクダが元気に走り回ってる。何事。

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写真ではわかりにくいが、さすがにこれは鳥取砂丘の比ではない。めちゃくちゃしんどい。四足で登らないと行けないくらいの斜面角度と距離。30min以上かかっててっぺんまで登る。

そしてなんということでしょう。

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見渡す限りの砂漠。我々が上がってきたのと反対側の方は見渡す限りの砂漠地帯になってた。

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大きさを図る比較対象が無いのでのっぺりした写真に見えるのだけど、地平線まで見える。かなりの高度で完全なる360度パノラマビュー。
「見渡す限りなにもない」という自然の景色はとてつもなく精神開放させてくれる。まだ先は長い人生だけど、人生top3には入る景色じゃないかな。

あまりの絶景に下るのがもったいなすぎた。後ろ髪を引かれる思いで苦労した砂漠山を降りる。ここで200枚以上写真を撮って、お気に入りのもの今もPCの壁紙にしてる。

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下から見上げるとまた綺麗なんだなー。楽しい時は一瞬だなー。

キャンプ地への帰り道にドライバーさんが「ゴビ砂漠のフルーツ」なるものを教えてくれた。自生してる小さなさくらんぼみたいな感じ。食べてみたが普通に美味しい。みんなでプチプチ詰んで食べた。

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キャンプ地に戻り夜ご飯。今日も締めのモンゴルビール。

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中学の地理で習った「ゴビ砂漠」に自分が立つことになるとは想像もしてなかった。
元をたどれば今の会社に新卒同期として入ったチンバーと出会わなければきっとこんな機会はなかった。偶然のめぐり合わせでこんな経験ができるなんて。一つ言えるのは、この景色を見れて心から良かったと思うこと。ゴビ砂漠はもっと灼熱の、もっとなにもないところだと思っていたけど、意外に熱くもなく裸足で歩いて快適だし、周りには観光客を相手にした風牧民風キャンプ場や、ラクダツアー業者、砂漠の近くで洗濯機を回してる遊牧民がいるなんてどうやって知れただろう。人生のうちでこんな特別な体験があと何回できるだろうと考えてしまった。人生を省みることも旅行の醍醐味。

モンゴル旅行記(2019.08.17 - 08.24)

Day1:City Like a SimCity Novice|ウランバートル散策その①
Day2:Full Score Day|ゴビをドライブ1日目
今の記事👉 Day3:My Best Desktop Picture|ゴビ砂漠を歩く
Day4:Worthy Mongolian Graffiti|歴史歴な石碑を見る/渓谷散歩
Day5:Tapioca Rebellion|ウランバートル散策その②

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