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不確実性の中での資産形成~4つのポイント

ここ1ヵ月ほど、ロシアのウクライナ侵攻や米FRB(連邦準備理事会)の利上げなど、経済や金融市場に対する様々な不確実性が台頭しています。

2022年になってからの株式相場は、以前のように株価がおおむね上昇基調にあった時とは環境がかなり異なるため、今後の資産形成をどう進めていったら良いのだろうと悩んでいる方もいらっしゃると思います。そこで、不確実性がある中での資産形成に関して4つのポイントを挙げたいと思います。

(本稿は3月18日にFB勉強会グループ「よーよーの資産形成塾」に投稿したものの再掲です)

1. 無理のない範囲で淡々と投資を続ける:

マーケットに参加し続けることが大切です。上下に振れるボラティリティ(変動率、振れ)の激しい展開が続いていますが、長期的な資産形成を目指す方々にとっては、安く買える局面と考えて淡々と買うのが良いと考えます。

2. 裁量的投資はやや慎重に:

2020年の春以降は10年に1度のチャンスということで積極的な姿勢で臨むことをお勧めしていましたが、去年の夏以降は少しずつ慎重になるのが良さそうだという話をしてきました。今はリスクに敏感な方が積極的に裁量的投資をしていく局面ではありません。

3. リスクが取れるなら買い場との見方も:

一方で、リスクを取れる方は、バリュエーションに着目して割安な水準での投資を検討して良い状況になりつつあります。先行きに対する前提が大きく変わらないのであれば、2年程度のスパンで見た場合、今は買い場あるいは買い場に近いと考えます。ただし、経済がスタグフレーションに陥るリスクが排除できない状態ですので、それに見合った資産運用方針が大切になります。なお、S&P500に関して以前4200を下回ったら買いという話をしました。今のところは4200を下回るとすぐに反発しており、昨日(筆者注:3月17日)は4411.67まで上昇しています。

4. 継続的に情報に触れ続ける:

今のような状況でも情報は継続的に追い続けてください。現在のような経済環境や市場環境で相場がどう変化していくかを実感できる良い機会です。長い目で見た場合、必ず役に立ちます。また、世の中の動きを理解していくことは、資産形成のみならずご自身のお仕事などの役にも立つと思います。

以上、足元の状況を踏まえて、資産形成に大切な4つのポイントを挙げました。なお、具体的には、それぞれの資産形成の目的に合わせて、どのように臨んでいくのが良いのかが決まってくることになります。

引き続き楽しく増やす資産形成をしていきましょう。

私のFB(フェイスブック)での勉強会グループの紹介投稿(冒頭に固定されています):
https://www.facebook.com/yoichiro.yamaguchi.10

FB勉強会グループ「よーよーの資産形成塾」のリンク:https://www.facebook.com/groups/535315267271726/


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