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ライカQ2と最近のアラサー会社員

2023年10月にライカM11モノクローム(以下:M11M)を我が家に迎えた私ことアラサー会社員。以降、Mシステムを購入した興奮等もありM11Mを持ち出すことが増えた。一方で私の“ゲートウェイライカ”となったQ2は、机の片隅に置かれたまま。現在までに様々な誘惑があった。X100それがしやSLなにがしと新機種が出続けるカメラ業界。その度に「Q2を下取りに出して・・・」と何度脳内で考えたことか。どれだけ愛着があっても、使わないカメラは必要ない。そんな自身の気持ちを確かめるべく、あらためてQ2を持って外へ出た。


Q2よ、すまない。私が馬鹿だった。君は私にとって唯一無二だったのだ。28mm(たぶん24mmぐらいだけど)の事象をすべて切り取るような目と、ズミルックスの切れ味の良さ。そして独特な黒の粘りと発色。実機を使ったことはないが、M10シリーズに近い色の出方なのではないかと妄想している。これも私の妄想の範疇だが、きっとQ3とも違うだろう。加えて、どんな天候にもだいたい対応できる。先日の広島旅行では雨が降ったり止んだりだったが、不安は1つもなかったしその通りに動いてくれた。Q2のIP52は不十分らしいけれど。

日本のカメラでは防水なんて標準装備、というか装備されていないカメラを探す方が難しい、かもしれない。しかし、ライカのラインナップではそこまで選択肢はないのだ。Q3が世に放たれた今、どれだけの人がQ2に興味を示しているかは分からない。加えて、「このカメラは最高です!」と明確に綴れるほどメリットばかりではない。シャッター音が微妙だったり(好きだよ)、M11MやQ3のようにUSB-Cからの給電が出来なかったりする。ただ、スペックではなく私は単純に撮れた写真が好きだったのだ。私にとって、それ以上の理由はない。

これまで

お互いがいつか壊れるまで、一緒にいよう。

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