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ライカQ2を使う2人の写真家とアラサー会社員

2人の写真家

ライカQ2を購入する方向で考えた時に、同機を使っている2人の写真家を知った。1人はドイツの写真家であるジークフリート・ハンセンだ。偶然YouTubeでインタビュー動画を見たのだが、日々のスナップはすべてQ2を使っているようだ。そこで紹介されていた作品の影の出方や色合いがまさに自分が理想とするものでグッとくる。ライカ公式のチャンネルでもQ2モノクロームのレビューをしていたりする関係上、例えばM11などでも簡単に手にできそうな感じはする。しかし、自身の直感というものが重視されそうなストリートフォトグラフィとしてはQ2の機動力に利があるのかもしれない。また、Q2の“MACROモード”も多様しているようで、これもMシステムにはない良さと言えそうだ。

もう1人は、イギリスの写真家のグレッグ・ウィリアムズ。戦地でのフォトジャーナリストとしての活動からキャリアが始まったそうだが、近年の『007』シリーズのスチルを担当したりとイギリスを代表する写真家の1人だ。数年前にダニエル・クレイグとコラボしたQ2を売り出したこともあり、そういう点では説明不要の人。彼のinstagramを見ると、アカデミー賞などの裏側で撮影された俳優たちの写真が見れる。同じくライカのSLシステムも使っているようだが、基本的にはQ2にフラッシュを付けたセットを首から下げて撮影している。何より写っている俳優たちの顔がとてもナチュラルだ。もちろんキャリアが長いので関係性もあるとは思うが、リラックスしている瞬間が捉えられていると思う。

確信

自分がこれまで愛用してきたa7シリーズに思ったのは、周りの人に対して「カメラ撮ってますよ!」感が出てしまうということだった。例えば遊んでいる最中に友達を撮ろうとカメラを向けると、みんな静止してポーズを作ろうとする。正直なところ、そういう写真は個人的に苦手だ(友達はこのnoteの存在を知らないから書く笑)。例えぴんぼけしていても、なるべくその場の雰囲気ごと納めたい。まさにグレッグ・ウィリアムズの写真はその最高峰という感じがした。やはりQ2の大きくもなく小さすぎるわけでもないという絶妙なサイズが関連しているのではないかと思う。この2人からの影響、さらには理想とするカメラ像を照らし合わせていくと「Q2で間違いない」という答えに至った。

これまで

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