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thank u, next
最後の一方的なメールには、随分経ってから返信が来た。返信不要って書いといたのに。
内容は私のメールを読んだという報告と、今後も私とは先輩と後輩としていい関係でいたいという内容だった。それでいいと思った。わざわざ波風を立てることはしない。でもわざわざ良好な関係でいることもしない。それが私の考えるいい関係だった。同職の他人に戻ることを選んだのだから。
私に期待を持たせない為か過去の関係には一切触れ
Easy Come, Easy Go!
白状すれば最初は彼の事は何とも思っておらず、私の事を好きだと確信した時もむしろ困惑した。でも、こういうのもありか、と思って恋に落ちた。最終的に嵌ったのは私の方が深かったと思うけれど、まあ振られても仕方ないよなあ、主体的な恋愛してなかったもんな、って。傷付いたのは本当だけど、まあ仕方ないね。
do me a favor
1番あれーっと思ったのは、私が都会における選択肢の多さと近さが純粋に羨ましいと話した時に、そんなのどこでも一緒でしょ、とムッとされたことだ。地方を貶める話じゃなくて、選択肢にたどり着くまでに必要とされるエネルギー量が都会の方が少ないと思うって話だったんだけど、私は固い彼の横顔をそれ以上何も言えずにただ見ていた。
その時、この人はもう私の事を好きじゃないんだなと思った。義務感で誕生日を祝おうとしてく
don't look back in anger
1年以上前に書いた話をいい加減供養のために下書きから出しておく。ソフィカルの限局性疼痛とララランドに触発されて書いた、あくまで私目線の一連の失恋話。どこにでもありふれていて零れてしまったこと、人に話すには旬を過ぎてしまったもの。だからもう真実ではなくなっているだろう。彼には彼のお話が、彼の妻には彼女のお話があるだろう。でも、これは私の話。
これはしょうもない失恋話である。
彼と出会ったのは春で