let it be
彼に出会う前、私は婚活に疲れていたのだけれど、実は私がしたかったのは結婚じゃなくて恋愛だったのだなぁと全て終わった今なら分かる。
脈アリ脈ナシかの一喜一憂から始まりお互いに距離を測りながら近づき結ばれて、別れて泣いて後悔に沈み込み、未練に飲み込まれ、恨んで怒り、もう一度泣いて、やがて昇華していくところまで、フルコースをくれた事に感謝している。ずっとお利口さんにしないといけないと思っていたから人を恨んだり呪ったりしたことがなかった。ずっとお高く止まっていたから自分の喜怒哀楽すら