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サステナビリティブランドの成長率を左右する「優先順位」とは?

やっほい✌️ジャスミンだよ!
突然ですが・・・、
みなさんは商品を買う時どのようなことを重要視しますか?

人によって、それは様々ですが私は、
①デザイン性
②商品特性・ストーリー
③環境配慮
④機能性
⑤金額
という、選ぶ優先順位を持って好きなアイテムを購買しています。

過去に、私は以下の順番で、とある古着リメイクのスカートを購入をした事があります。

be released(ビーリリースト)

① 「美しいデザインの古着リメイクスカート」のブランド
②「1990年代の服たちを縫い合わせた歴史的な1点もの」
③「新しい衣料を使っておらず、環境配慮型」
④ 「ガーゼのような生地が使われていて通気性と肌触りが良い」
⑤  1着 14,000円

客観的に見ると、私(ターゲット)にマッチした優先順位で商品が構成されていて、私(ターゲット)に適切な「伝わり方」をしたから購入に至りましたが、もしも優先順位や伝わる順番が違ったら、私はこれを購入していなかったかもしれません。

今回はこの、「伝える"優先順位"」にフォーカスして、サステナビリティブランドの成長の秘訣について研究するコラムを綴ります。

ブランド成長のキーとなる「優先順位」は、
『商品性→想い』?

前述した古着リメイクも、そもそも、デザインも商品特性も良くなければ、「いくら環境に配慮していても15,000円は高すぎる・・・」と思ってしまいます。
「サステナビリティ要素」は備えつつ、「デザイン」や「商品特性・ストーリー」が前面に押し出されているため、そこに共感をして購入するわけです。

このように、商品・ブランドをつくるときに「サステナビリティ」を優先しすぎるのではなく、しっかりとターゲットのニーズに応える「商品性」を設計しなければならないのは、サステナビリティブランドだけに限らず、どのブランドにも言えることだと思います。

「優先順位」 が上手いブランド事例

BYAKU Narai

https://byaku.site/

【特性】

江戸期の宿場町、奈良井宿にある約200年前の古民家をリノベーションした宿泊施設。日本から失われつつある伝統建築を素晴らしい大工職人の技術で復活させた。

【ストーリー・価値設計】

「宿」という漢字に含まれる「百」に着目し、近隣で100の体験ができる新しい宿泊体験を設計。百の体験を1枚ずつカードにした「百札」が施設内に配置され、この地域の風土や文化に出会うことができる。地域と宿泊客をつなぐ、新しい日本の地域丸ごと体験宿泊サービスを提案。

【このブランドは、ここが上手い!】

ターゲットが「ハイエンド層」と明確に設定されており、地域の宿の物語・百の体験を提供するというコンセプトやストーリー、わかりやすいデザインと洗練された価値の伝え方

【サステナビリティへの貢献】

・地域の木材を循環
・地域活性化への貢献
・職人への貢献(後世への継承)

美しくてわかりやすいクリエイティブデザイン、商品(宿)としてのコンセプト、遊び心があるコミュニケーション、この土台の上に、サステナビリティへの貢献が乗って、素晴らしいブランドになっていると思います。
さすが、*ソーシャルプロダクツアワードを受賞したブランドです。

*ソーシャルプロダクツ・アワード(SPA)とは、持続可能な社会の実現につながる優れた「ソーシャルプロダクツ」に光をあて、社会性と商品性の両面を評価する日本ではじめての表彰制度です。

どうやって「優先順位」を組み立てる?
もっと知りたい、成功事例!

ひとつの成功事例を知ったものの、自社ではどうやって組み立てたらいいんだろう・・・? もっと、成功事例を知りたい・・・!

こんな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、そのような方におすすめしたい、
SDGsコンサルティングを強みとするコンサルタントの木村有香氏がより詳しく綴っているコラムをご紹介いたします。

コラムを読みたい方はこちらから

サステナビリティ戦略を成功に導くカギである「伝える順番」「伝え方」について紐解き、世の中の成功事例もまとまっている記事となっています。

今後のサステナビリティ経営のご参考にしていただける内容になっていると思います。ぜひ、ご覧ください。