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「大切に想う気持ち」を大切にする

ジャニーズWESTの藤井流星くんはグループの仲の良さについて、こう話したことがある。

「WESTが仲よくいつづけられるのは、7人それぞれが『仲よくいたい』っていう意識があるからで、ただ仲がいいからじゃない。大切なものを大切に思う気持ちが7人にあるから仲がいいんだと思います。」

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先週、二年つきあっている彼がいるともだちと食事をしていたときのこと。

「わたし、あまりお酒を飲まないようにしてて」と彼女が話しはじめた。

「うん、そうだよね。」

「お酒の味がそんなに好きじゃないっていうのもあるんだけど、酔っぱらっちゃったら何が起こるかわからないじゃない?人間だし。もしそうなったとき、彼を傷つけるのがいやなんだよね。それもお酒を飲まない理由のひとつかも。」

このことばを聞いて、わたしは流星くんのインタビューをおもいだした。

あらゆる人間関係において、そのひとと長く付き合っていきたいなら「大切に想う気持ち」を大切にしなければいけない。「あなたを大切に想う気持ち」をことばにしたり、行動をえらんだりして、努力しつづける。彼女はそのひとつとして、「お酒を飲みすぎない」と決めているんだなぁと思った。

人間関係を努力してまでつづけるというと、なんだか逆説的な気もする。しかし悲しいかな、「大切に想う気持ち」を大切にする努力を怠ると、ひとは「あなたが大切である」ことさえだんだんと忘れていってしまう生き物なのだ。「好きだから」「仲がいいから」というのは、人間関係を長くつづけるうえでの「理由」ではなく、そのために努力した「結果」だと思う。

だから努力する。相手にかけることばを選んで、相手がいなくても行動を考える。「大切に想う気持ち」を大切にする。

彼女はあと半年ほど遠距離恋愛がつづくらしいけど、「大切に想う気持ち」を大切にするふたりなら、きっとうまくやっていけるだろうなぁと思います。


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