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リスニング必勝法第一弾!文法を侮るべからず

― 文法を知っているとリスニングでも得をする  ―


第1回はリスニングについて、一部分でも「聴けた」という達成感をまず自分自身で確認することで次のステップの意欲につながるとお伝えしました。


第2回のアドバイスは、、

①Grammar=文法力(文法の知識)があればあるほど、リスニング力があがる。



第1回でわかりやすく説明するために英語(コミュニケーション)力を大きく6つに分類したにもかかわらず、早くもGrammarとlisteningを2回目でリンクさせました。
すみません。
しかし以下を読んで頂ければ、少しはこの理由を理解して頂けると思います。


もう少し正確にお伝えすると、「文法の知識が多ければ多いほど、聴き取れなかった単語やフレーズを補うことができる」という事です。


今回も第1回に引き続き、例文を使用します。
I have the right to play. I have the right to sing. I have the right to talk.
例えば、Nativeがこの文章を言ったとします。


この例文は、I have the right to○○の繰り返しですが、おそらく多くの聞き手にとって、この文で聴き取れる(聴き取りやすい)のは、何度も出てくる「have」、「right=権利」、そして「play」「sing」「talk」です。
逆に一般的に聴き取りづらいのは、最初の「I」、冠詞の「the」、前置詞の 「to」です。


聴き取りやすい単語だけを集めると、<Have, right, play>。

ここだけ聴き取れても(もし基本的な文法を知らないと)よくわからないと思います。


ただ、おそらく最初の単語の「I」は聴き取れなかったとしても、ほとんどの方は最初に「I」が主語として置かれると(比較的無意識に)予想をたてることで、話し手が<「I」=私は>と言っていると判断できることが多いはずです。


同様に冠詞「the」は原則、名詞の前に冠詞を置くという文法的知識と、前置詞「to」はto+動詞の原形=to不定詞という文法的知識があれば、仮にそれらの単語が聴き取れなくても、頭の中で補完することで、この文章の全体がわかる=意味が通じるということにつながります。


*<the>の使い方、不定詞の役割など、細かい文法の説明はここでは割愛します。


まとめると、 文法を知っているとリスニング力があがる、、というのは少し語弊があるかもしれませんが、
多くの文法知識があればあるほど、リスニングに自信がなくてもそれをカバーできるケースが増える。
このように考えることはできます。


自分の知っている文法を意識しつつ、リスニングの練習をすると、今まで以上に聴き取れる部分が増えてくるかも知れません。
そうすれば少しずつ自信につながっていくことと思います。
次回もリスニングのコツについてもう少し触れます。

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