【No.11】独断と偏見で選ぶビジネス記事(2023年12月24日)
1、"個人の得意"で稼ぐ「クリエイター経済」の可能性なぜ欧米で「ブーム」になっているのか?
村上 臣 : LinkedIn(リンクトイン)日本代表、武蔵野大学アントレプレナーシップ学部客員教員、ポピンズ社外取締役、ランサーズ社外取締役
2023/05/05 13:00
クリエイターエコノミーの概要
テクノロジーの進化により、消費者が販売者にもなれる経済圏。
これまでの「一度に1社だけに勤める」という通例が変わり、個人での収入獲得が可能になる。
クリエイターエコノミーの特徴
消費者と販売者が社会人に対するアドバイス:
仕事のスケールを大きく捉えられることが重要。
仕事の意義を理解し、小さい歯車でも影響を与えられることを考えるべき。
「自分の強み」×「ポジション」を最大化することが優秀な人の特徴。
成果から逆算して「自分の強み」を見つける重要性。
一点突破して「高さ」を作り、その後に「広さ」を追求するべき。
「深さ」は経験を通して培われ、信頼されるために必要。
転職や新卒採用の際の態度:
「なんでもやります」と言うよりも、「やってみたいです」で謙虚な姿勢を示すべき。
上司や先輩を盲信せず、冷静に見て受け入れる態度が大切。
しくじり経験:
三浦さんの若手時代は勘違いしすぎた「モンスター新入社員」だった。
一度は干され、自分の勘違いに気づき再び現場に戻る経験をした。
自分を否定するのではなく、尖った姿勢に誠実さや謙虚さを足していくことが成長への道。
三浦さんの言葉からの学び:
能力や強みがわからなくても焦らず、経験を積み「高さ」を出すことが重要。
答え合わせは先のことであり、今は迷わず経験を積んでいくべき。
2、"動的な独占"こそが、技術革新を加速するピーター・ティールが語る「成功する起業」
山田 俊浩 : 東洋経済 記者 2015/02/21 6:01
ほとんどの人が起業家になりたがらないという事実があり、米国でも起業家精神は崇拝されつつも、実際には多くの人が起業家になりたくないと感じている。
起業家になるためには、遺伝子と環境の両方が必要であり、特に新しいものを生み出す能力は教育ではなく、独自の発想と経験から生まれる。
アイデアの創出は「ゼロ・トゥ・ワン」のテーマであり、これは神の啓示でもなく、脳の化学反応でもなく、情熱と努力から生まれるものである。成功したアイデアが浮かんだ後、ビジネスとして成功させるためには教育が有益であるが、これは大学教育とは異なり、実践的な経験や他の成功者からのアドバイスも含まれる。
企業の内部から見た視点では、競争は負け犬がやるべきであり、独占を目指すことが自然である。しかし、外部の視点からは、独占には良い独占と悪い独占があり、政府は動的な独占を促進し、静的な独占を防ぐべきである。
独占企業が技術の進化を妨げることを防ぐために、政府は独禁法を使い、静的な独占状態になることを規制すべきである。しかし、政府は技術の進歩を妨げてはならず、動的な独占はイノベーションを促進し、望ましいものである。
優秀な人材や資本が集まることによって、動的な独占は望ましいとされ、一方でクリーンテクノロジーのような独占がしにくい産業では成功が難しいと説明されている。
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