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5流サッカー選手が試合中に考えてること。

《試合直後》

試合終了のホイッスルが鳴った瞬間、大安堵。

なんとか勝った。
4-2。

友人Fに人数が足らんから来てくれと言われたので、サッカーの試合に参加した。フットワーク軽く参戦したものの、社会人リーグの公式戦。下手なプレー出来んし、負けたら本当に申し訳がない。

やし、勝ったときは超ホッとした。

***

《帰宅後風呂上がり》

あぁー疲れた。

まぢ5億年ぶりくらいにサッカーした。
スパイクを探しだし、埃を払うところからのスタートである。

せっかくなのでボクみたいな5流サッカー選手が試合中に考えていたことを書き残す。

***

《試合前》

17時キックオフ。
夕方とはいえ、昼間30度超の気温。
メンバー11名ジャスト、交代なし。

こちとら久々の運動。
え、怖い。
大丈夫かな。
体力持つかな。

てかサッカー、コート広すぎ。
ボールでっか。
ボールむっちゃ跳ねる。

え、怖い。
サッカー怖い。
これ、大丈夫かな。

《試合開始》

4-5-1の左サイドハーフで出場。
左サイドバックの味方と「初めまして」のご挨拶。(助っ人参戦のため、友人F以外全員初対面である。)

ひとまず、味方とお相手の能力を分析。

社会人の草サッカー。
レベルは高くない。
トラップできるか。
ちゃんとパスできるか。
ロングキックできるか。
スピードどんなもんか。
フィジカルどんなもんか。
その辺りをサーっと確認。

パッと見た感じ悟った。
味方チームはパス回しが難しそう。
ボールを奪っても、前に蹴るだけ。
横につなげない。
これは、なかなかしんどい。

相手のチームの核は、ボランチ。
ボールを散らせる上手い選手もいる。
トップはゴリゴリ系。

守備の時間多くなりそう。
こりゃ、大変な試合になりそうだ。

こちらのサイド。
相手のサイドバックが上がってこない。
というわけで、この際、守備はサボろう。

高い位置にポジションをとろう。
ハーフというよりウイングくらいで。
ちょっと賭けだけど、大丈夫っしょ。

体力温存しつつ、カウンターかつチャンスになりそうなときだけ、ギア上げて得点取ろう。

《前半》

試合開始からずっと守備。
ピンチの連続。
相手のシュート精度が低い。
勝手に外してくれるから助かる。
しかしながら、なかなかボール触れない。

ボクはというとマークしてる相手選手が、怖くないので守備をサボっている。
基本的に攻撃に備える。
ジョグしながら体をほぐす。

すると前半10分、カウンター。
好機。
一気に強度を上げる。
友人Fとの連携で得点。
我ながらうまく崩せた。
最低限の仕事果たせてホッと一安心。

この得点で明らかにボールを触る回数が増えた。
結果を出したから、信用度が少し上がった。
攻撃時、パスがくるようになる。

立て続けに左サイドからチャンスを作る。
先制点から5分後、同じような形で友人Fが追加点。

試合展開とは裏腹に2-0で試合を優位に進める。

シメシメである。
あぁ、サッカー楽しい。

と、同時に油断発生。

もう勝ったやろう。あとは流しとこう。

2-0直後の心境

我ながらこういうところがダメダメである。

すると、前半終了間際、ボクがマークをサボっていた選手がドフリーでキーパーと1vs1。追いかけてフィジカルコンタクトするもムキムキの相手FWに弾き飛ばされる。くそう。追いつかない。ファールで止めるか?スライディングor相手選手のユニフォーム引っ張ろうか?いや、レッドカードで退場になったら元も子もないのでここは我慢。失点、致し方なし。

最後に、相手FWがシュートを打った瞬間「外せー!」と祈ったが、届かず失点。2-1。

油断とおサボりから招いた失点。
シンプルに反省である。

く、2-0で折り返したかった。。。

《ハーフタイム》

すでに疲労困憊である。
水分補給したが、汗が噴き出てくる。
守備をサボりながら、ゆっくりプレーしたのにも関わらず、このしんどさ。自分の体力の無さに辟易する。

《後半》

後半開始から相手猛攻。
明らかにこちらのサイドを狙われている。
バレてる。守備サボってるのが、バレてるw。
苦手な守備に追われ、なかなか攻撃に上がれない。
つらい時間。

ボールをとり、味方にパスを繋いでも次が繋がらない。仕方なしに相手DFの裏のスペースに蹴り出して、スピードスター友人F任せの攻撃。守備に追われ、疲労が溜まっている我々、全体的に押し上げることができない。前線で孤立する友人F、味方のフォロー少なく、すぐに相手に取られる。で、また守備。

地獄である。
体力消耗がえぐい。

強く祈った。

このまま試合終われ〜!
このまま試合終われ〜!
このまま試合終われ〜!

時間よ進め〜!

が、祈り届かず。
とうとう失点。
スコア、2-2。追いつかれてしまう。
しかもこちらのサイドからの失点。
攻撃で駆け上がったときに、逆にカウンターを食らった。
判断ミスった。上がらんかったらよかった。

ああ、俺のせいだぁ。。。
ごめんなさい。。。

自分のサイドから2失点はツラい。

失点後、攻撃に参加する元気がなくなる。
その後も猛攻を受ける。

さすがに守備頑張る。
みんなで体はる。スライディングもするし、シュートブロックに体を投げ出す。チームで守ってる感あって、地味に一体感あった。

すると久々の攻撃。
左サイドで数本パスがつながり、センタリングを味方選手がボレー。マンデーフットボールもびっくりのスーパーゴールである。


私、試合中にも関わらず、味方のスーパープレーに観客のように「すげー」とはしゃぐ。ゴールを決めた選手(もちろん初対面、名前も知らない人)に駆け寄り「ナイシューっす〜!」と無理やりハイタッチを求めにいく。無事、ハイタッチしてくれた。無視されんでよかった。

ちなみに、このときすでに体力電池切れ。ドリブルする体力なく、ほとんどダイレクトかツータッチで近くの誰かにわたすか、裏にポーンと蹴るだけのプレーしかできない。あとは、味方の良いプレーに「ナイスー!」と声をかけたり、ミスったら「切り替えっす!次っす次ー!」と声かけるくらいしかできない。

得点直後すぐに審判にかけより「後何分?」と聞く。「7分」と返された。正しいリアクションは「なんなふんっ!(本田圭佑)」であるが、その余裕はなかった。ボケるチャンスを逃す。反省である。

その後猛攻をなんとか凌ぎ、最後に友人Fがダメ押しゴールを決め、試合終了。

***

《リビングのソファにて》

いやはや。。。
なんとか勝ったし、よかった。
2失点に絡んだけど、3得点に絡んだし、なんならゴールもアシストもしたし、頑張った方でしょ。

我ながら、よくやったっしょ笑😆
スパイク履いたん5億年ぶりよ。

いやぁ。
サッカーはむずいなー。
楽しいけど、むずいー。
けど頭使うから、楽しいんだよなー。

もっと楽しむためにも体力いるなぁ〜😭
どこかにサッカー習いにいこうかな。。。

うん。
やっぱサッカー好きだわ。


・こぼれ話 〜2700字〜

結構書いたね。勝って気分が良いから、饒舌になっちゃう典型。恥ずいw。


・最後に一曲


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