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ツラいときこそ、下をみる。

今朝、焦りました。

8時過ぎ、マンションの駐輪場。

どっこらしょと長女と次女を自転車に乗せて、レッツゴーとチャリを漕ぎ出す。電動自転車のバッテリー残は8パーセント。

心もとない一桁表示。

これ、やべーなと思った。そういえば、昨日の帰りの時点でバッテリー充電せねばと頭に刻んだはず。

にもかかわらず、私の頭の中の消しゴムときたら、その情報を綺麗さっぱり消去していた。記憶の中のゴミ箱から拾い上げてきて、今更思い出した。

もう遅い。

8%で保育園へ向かわねばならない

ひとまず走行モードを省エネに設定してマンションを出た。電力消費をケチった結果、ギアの重くなったチャリンコで保育園へ向かう。

これ、やべーな。

途中でバッテリーが切れたらジーザス。
二人を乗せた電動自転車は重たい。
それを押すのは結構きつい。

チラチラとバッテリーのHPを確認する。

すぐに7%になり、泣きそうになる。

こういうときはミスが起きやすい。何かに追い込まれている状況になったときこそ、メンタルコントロールである。

追い込まれたとき、いつも考えることがある。

今この瞬間、同じように焦っている人バッテリー残が少なくて焦ってる人は、きっとボクだけではない。世界中探せば、他にも同じような人がいるだろうということだ。

みんな頑張ってる!
ボクも頑張ろ!

って気持ちになる。この危機的状況を乗り越えようぜと頭の中で勝手にチームワークを発揮させる。

そして、同時に思うこともある。

おそらく自分が置かれている状況よりも、もっと追い込まれている人、しんどい人は、広い世の中を見渡せば、たくさんいるだろうということである。

要するに自分よりも下を見るのである。

自分より下を見れば、安心する。
それに比べれば、今の自分はマシだ。
これくらいの試練、頑張れよオレ。と思えてくる。

今回でいうならば、今この瞬間、電動自転車のバッテリーが切れた上に、パンクして道の真ん中で途方に暮れている人もいるだろうと考える。

その人に比べたら、バッテリー残が一桁でも残ってるだけ、私の方がマシである。そう考えると今置かれている状況なんてもの、屁のカッパに思えてくる。

想定外のことが起こり、焦るときは、メンタルがグラついてしまう。ゆえに、しなくてもいいことをしがちだ。足掻いているうちに、状況を悪化しかねない。

絡まったイヤホンを勢いだけでほどこうとしたら、逆にもつれてしまい、解けづらくなるアレだ。

だからこそ、焦りに対してすべきこと。まず、メンタルコントロール。そして、落ち着いて目の前の仕事に集中するのみ。

やるだけのことはやっていると自信を持ち、目の前の仕事をすればいい。

今朝のボクに落とし込むならば、メンタルをコントロールした後は、バッテリー残に惑わされず、ただひたすらにチャリを漕げばいいのだ。

こんな性格の悪いことを考えているうちにもバッテリーはみるみると減っている。バッテリー残は、5%をきっていた。

けど、大丈夫。
もう保育園に着いた。


・こぼれ話

とどのつまり、焦ったとき視野や考えが狭くなるから、一度深呼吸して周りを見渡してみようってことか。俯瞰で見たとき、案外、自分の置かれてる状況って、なんてことないかもよってことですよね。

自戒自戒


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