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夫婦喧嘩と観葉植物

一昨年(2021年)の今頃、メンタルぐちゃぐちゃでした。

深夜に一人、指紋まみれのテレビを拭いてたら、無意識にツーッと涙が出てくる始末。夜の静けさの中「キュッキュッキュ」という音だけがはっきりと聞こえる。

当時、引っ越し直後でバッタバタ。
長女(1歳半)は絶賛イヤイヤ期で嫁も僕もメンタル的に疲労困憊。

お互いのストレスが、奇しくも同じタイミングでピークに達してしまった。

本っ当に些細なことから嫁さんと喧嘩勃発。
今となっては、キッカケなんて忘れた。
それくらいどうでもいいことで喧嘩。

喧嘩下手な我々。
どかーん!ではない。
じんわりと、ねっとりとした感じの噴火。
ただただ嫌な空気だけが漂っていた。

仲裁をしてくれたのは、観葉植物。
名をフィカスアルテシマという。

フィカスアルテシマ


以前から観葉植物買うとか買わんとか話をしてました。

「買おう買おう」と言ってくる嫁さん。
「いらんいらん」といなす僕。

喧嘩直後の外出時、雑貨屋さんでフィカスと遭遇。
嫁さんは一目惚れ。
いつものように買いたいという嫁さん。

ここで突っぱねるのは得策ではない。
別に悪い買い物ではないし。。。

よよ心の声

購入。

雑貨屋さんからの自宅までの距離は、200〜300mほど。3000円の送料で配達してもらうのも違う。お金も勿体無い。てか、いろんな意味で我が家には今すぐ緑が欲しい。

結局、台車を借りて自力で運ぶ。
雨の中、傘をさしつつ、フィカスを台車に乗せてゴロゴロと運んだ。喧嘩のほとぼりをチリチリと感じる嫁さんと一緒に運んだ。

一方が1歳半の娘を片手で抱っこしつつ台車を押し、一方が傘をさしつつ中腰でフィカスを支える。どちらも地味にしんどい。少しずつ進む。交代しながらのミッション遂行。

無事、フィカスを自宅に送迎。
自宅に着いたときには、二人ともずぶ濡れ。
傘の意味ほぼなし。

早速、フィカスをリビングに飾る。

不思議なもので、おしゃれ緑があるだけで、部屋がパァ〜と明るくなった。癒し効果のパワーなのか、我が家も平和になった。天晴れフィカスアルテシマ。

ほんと今でも思う。
あのとき、フィカス買ってよかった。
どうにもこうにもうまくいってへんとき、ちょっとしたことで好転するときある。変に考えすぎずに、パッパッパと行動する。気分転換って大事。

ま、人によるんやろうけどw。


・こぼれ話 〜その後〜

それから1年後、2022年。
フィカス、枯しちゃいました。
観葉植物やし、気を遣わなくて大丈夫やろう!と、高をくくっていたのですが、甘かった

葉っぱは、パラパラと落ちてしまい、枝はパキパキに乾涸びて、お水をあげても吸ってくれない。色々とネットで情報をかき集め、処置を施したのですが、ダメでした。

けどま、これは役目を終えたってことでいいのかな。

わしがおらんくても、仲良くしはなれや〜

フィカスsaid

的なね。
お片付けしながら、そんなことを思ってた。


・最後に一曲


・ちなみに

この記事はリライトです。
元ネタは、こちら。


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