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【雑感】成果につながる研修設計に必要なこととは

現場部門から依頼されて研修を実施。
研修のアンケート結果で満足度を集計し、良し悪しを評価し、終了。


研修そのものであるコンテンツの質に関する評価は、アンケートで良いが、
研修を通じて何を解決したかったのか、結果どうだったかというのは検証できず、結局研修をやってよかったのか評価できていない。

研修担当が、苦い思いをするよくあるシーン。

上記のような、事象の原因としては、以下が考えられる。

・研修設計する際に、研修を通じて何を解決したいかが曖昧
・課題が解決されたかという定量の指標を置いていない。
・課題は明確だが、研修という場だけで解決しようとしている。
・研修後のOJT設計がされていない、効果的なOJT設計になっていない。


こういった事象を防ぐためには、研修という1つの施策を検討するために、課題を設定すること。

また、課題に対して、研修というOFFJTの特徴と研修後のOJTの特徴を考えた上で、施策設計をすることが重要。

下記を整理し、施策検討の前提として現場と認識を合わせられると建設的。
※実際はどうしても、単発の研修というハコで課題解決できると思われてしまうことが多い。

▽OFFJTの機能


例えば、研修が担える機能としては、1度に効率よく、均質に以下を行えること。
研修は、あくまで課題感醸成→やり方を理解し、一部やってみるというのが現実でありあくまできっかけ。

①意味付ける(他者との議論を通じて内発的に学ぶ気になる)
②形式知化された知識を伝える
③一部やってみる。


▽OJTの機能

個別事例での実践、実践に対するFBを継続的に繰り返すことで、行動定着、スキル獲得につなげる。


それぞれの特性を理解した上で、何をどのようにブレンドしてどんなステップで課題解決につなげるかをステップ化できると理想的。

言うは易しだが、研修→研修にて伝えた内容の行動変容を促す1on1設計→評価のようなロードマップができると良い。


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